ARで「観光・旅行」を楽しく、便利に!最新の観光ARの事例10選と活用方法を解説【2022最新】

旅行や観光のプロモーションに「AR」の技術を利用する施策が注目されています。

ARとは「拡張現実」を意味する言葉でこれまではテレビやスマホのディスプレイの中でしか見られなかったキャラクターやコンテンツを現実世界に表示させる技術のことを指します。AR技術を導入することにより、これまで実現できなかったさまざまな体験が可能になります。

この記事では、ARを活用した道案内や、「ARスタンプラリー」を活用した観光客の周遊効果、ARによる観光客への付加価値提供、利便性の向上など、「旅行・観光」に関する場面でARが活用されている10例をご紹介します。

観光でARが活用される代表的なパターン

観光ARでは、主に目的地への道案内を視覚化させる機能的なARと、自宅に居てもご当地へ行ったかのような疑似体験ができるエンタメ的なARの二つに大きく分類できます。

また、観光スポットへ足を運んだ人限定の現地だけで体験できるようなARと、自宅等どこに居ても体験できるARでは同じARでも活用される技術が異なってくるため、大きく以下の4種類に分類が可能です。

特に現地でしか体験できないようなARではGPSなど場所に紐づく技術が活用されることも多く、どこでも体験できるタイプのARを開発する場合と比べて開発内容が変わってくることが多いです。

また、Instagramのようなソーシャルメディアや、Webブラウザを活用したWebAR、専用アプリを活用したARなど、価格や希望条件によっても開発環境が変わってきます。

そのため、自治体や観光関連の事業者様がARの導入を検討する際には、その予算や目的に合わせて適切なソリューションを提案できるAR技術に専門特化した会社と密にやりとりをする方が良いでしょう。

目的が明確であれば目的にあった個別のARソリューションを検討することも有効ですが、これからARを検討をするというタイミングでは丁寧な情報収集が重要になります。

機能的なARの代表例:目的地への道案内を視覚化(米・Google)

米グーグルは2021年3月、「グーグルマップ」で空港や駅などの屋内でも拡張現実(AR)を使ってルート案内できる機能を提供し始めると発表しました。米国のサンフランシスコなどでスタートし、年内には東京の駅の構内や空港についても対応するとのことでした。

以下の動画を見ると、これまでは地図などを見て駅構内のルートを探るしか方法がなかった状況に対して、視覚化されてこなかった道案内に関する情報が視覚化されることで利便性が高まる様子が見て取れます。

例えば、主要駅であれば、地下ホームから地上のホームに乗り換えるといった場合に、どのエスカレーターを使い、駅の構内をどう進めば最短距離で着くのかが示される道案内を補助してくれるような体験となっており、機能的ARの代表例です。

ゆくゆくは駅だけでなく空港や商業施設でAR案内、同様に屋外でのナビゲーション型のARは、これから各地に広がっていくいことは間違いないでしょう。こういったAR技術を活用することで、地域独自の文化や歴史、観光案内や観光地の周辺情報を効果的に発信できる手段としても広く活用されていくと想定されています。

また、訪日外国人観光客に向けてARを活用したアプリや動画を提供すれば、他言語による観光案内や、現在地から目的地までのナビゲーションも可能です。また、地域の観光スポットの情報を始め、史跡や歴史的な建造物などの歴史や文化などの情報も提供できます。

海外に比べて日本は日本語の案内標識が多く、訪日外国人観光客はスムーズな移動ができません。その点、ARを活用したアプリや動画の提供によって、これらの問題の解決にもつながります。これにより、観光客は観光をより楽しめるでしょう。

エンタメARの代表例:ご当地のキャラクターと触れ合えるAR

AR技術を活用すると、地域のキャラクターとの写真撮影を実現したり、外国人観光客向けに歴史的価値の高い建造物を再現したりできます。ARをうまく活用すれば、体験のエンターテインメント性を高めて地域の活性化やインバウンド対策も可能です。

以下の事例は2021年3月に三重県四日市市がリリースしたご当地のマスコットキャラクター「こにゅうどうくん」が頭に乗っかってなでなでしてくれるという可愛らしいAR体験です。ユーザーの心を動かす、自治体への愛着をもたらすようなエンタメ的なARの代表例です。

このようにキャラクターに愛着を持つようなコンテンツをユーザーに提供することで、ご当地との関係性を構築し、誘客に繋げていくことが可能になります。

また、こちらの事例は自宅などどこに居ても場所を選ばない体験ですが、ARは現実世界にさまざまなものを映し出しユーザーにリアルな体験を提供できるテクノロジーなので、GPSなどの位置情報技術をうまく組み合わせることで「場所限定のAR」を開発することも可能です。

観光地限定のARにすることで、ご当地のキャラクターやその地域の有名人をスマホの画面などに表示させて記念撮影を楽しむようなARも有効です。

観光・旅行にARを活用した事例10選

ここでは、ARを観光案内や旅行体験、シティプロモーションに活用した具体的な事例について紹介していきます。

事例①ARスタンプラリーによる自治体を跨ぐ周遊型観光(東北)

AR技術によって、周遊型観光に取り組む観光プロモーションの事例を紹介します。こちらの事例は珍しく、自治体を跨いだ事例となっています。

こちらの事例では、秋田県(一部青森県)で1箇所、岩手県で1箇所、両県のどちらかで1箇所の計3箇所のスタンプで商品がもらえるキャンペーンに応募できる「ARスタンプラリー」となっています。

専用アプリでスタンプ画像を読み込むと、スマホにスタンプが自動的に溜まっていくスタンプラリーシステムとなっています。

デメリットとしては専用アプリのARなのでユーザーのAR利用のためにアプリのインストールが必要になりますが、0からARのアプリケーションを構築するコストを抑えて導入しやすいといったメリットもあります。

自治体を横断して人々を周遊させられることができれば広域な地域経済への影響が作れるため、魅力的な取り組みです。

出典:ぐるっとめぐる秋のスタンプラリー2021 紅葉と温泉キャンペーン

事例②観光客の周遊率を高めるARスタンプラリー(ハワイ)

ハワイ州観光客の事例です。こちらも同じくARスタンプラリーの形式となっています。

ハワイ州観光局では、2019年3月1日からARアプリを活用したARスタンプラリーを実施しました。オアフ島やハワイ島に点在する8つの銅像にARマーカーを設置し、ARアプリでかざすことで、スタンプを集められる仕組みです。

8つの銅像のうち、3つ以上のスタンプを集めた人は、ハワイの往復航空券やリゾートホテルの宿泊券などの商品が当たるキャンペーンに応募できるようになっています。この取り組みにより、観光客の周遊率アップや観光客と現地を結ぶ新しい出会いや発見による相乗効果が期待されています。

こちらも専用アプリが必要なタイプのARスタンプラリーとなっています。

出典:ハワイARデジタル・スタンプラリー

事例③ARで富士山観光「バーチャルガイド」や「バーチャル富士登山」(富士山)

2021年7月、静岡県御殿場市とKDDIは、コロナ禍の富士観光を安心して楽しめる「バーチャルガイド」や山頂の絶景をリモートで体感できる「バーチャル富士登山」を提供開始しました。

ARでは「勝俣州和の富士山バーチャルガイドツアー」が体験でき、富士山ハイキングコース内などに設置された看板にスマートフォンをかざすと御殿場市の観光親善大使である勝俣州和氏がARや動画で登場。

スポットの見どころや歴史などを紹介してくれます。

ARを活用した「勝俣州和の富士山バーチャルガイドツアー」の提供を開始

また、「au XR Door」という専用アプリをダウンロードすれば、バーチャル富士登山の体験も可能です。登山道や山頂のお鉢巡りなど、名所の景色を360度のVR映像で見られるので、自宅にいながら富士登山をしているような疑似体験ができます。

さらに2021年8月8日の山の日には、同じく「au XR Door」のアプリを通じて、富士山頂の絶景と臨場感を楽しめる5Gを活用した富士山頂からの360度映像の生配信も実施されたとのことです。

出典:コロナ禍の富士観光を安心して楽しめる「バーチャルガイド」や山頂の絶景をリモートで体感できる「バーチャル富士登山」を提供開始

事例④ARで星空鑑賞『ARナイトウォーク』(長野県阿智村)

こちらは「日本一の星空」と呼ばれる長野県阿智村と、ARの星空を融合した日本初のエンターテインメントの事例です。

EPSONのARスマートグラス「MOVERIO」と高精度位置情報システム「Quuppa」を組み合わせる事で本来の場所に映像を重畳。現実とデジタルが融合することで、現実を超える体験を演出する日本初の新たなエンターテインメントサービスです。

第一弾は、星のかけらを探して願いをかなえるストーリー「ペガサスの落とし物」。

宇宙と神話の世界を描くアーティストKAGAYA氏のキャラクターデザインと、シンガーソングライター、illy(イリィ)氏の楽曲提供によって、よりいっそう幻想的な星空空間を楽しめます。

長野県阿智村のAR星空鑑賞イベント『ARナイトウォーク「Star Fragment〜星のかけら〜」』第一弾「ペガサスの落とし物」

実在する日本一の星空の下、ARグラスを使用して、リアルとバーチャルが織りなす幻想的な空間の中で、新しい星空体験を楽しむことができます。

出典:ARナイトウォーク 「Star Fragment ~星のかけら~」

事例⑤増山城跡を楽しく学べる!ARと連動した新リーフレット(富山)

こちらは富山県砺波市の教育委員会により2021年9月より配布開始された増山城の新しいリーフレットと連動したARアプリの事例です。

ARアプリ「城ポジ 増山城-謙信の秘刀-」をダウンロードできるQRコードが記載された新リーフレットはデザインやサイズが一新され、ユーザーは城内探索がより一層楽しめるようになりました。

アプリにはGPSと連動して城内での自分の位置を確認できる仕掛けや、スタンプラリーを楽しめるという機能も搭載。

増山城跡の新リーフレットに記載されたARアプリ「城ポジ 増山城-謙信の秘刀-」利用イメージ

従来のお城を楽しむ体験にARが加わることで、場内探索中に戦国時代の増山城が画面上に出現するような体験を提供できるようになるなど、より臨場感のある演出を楽しみながら歴史を学べるようになりました。

出典:城ポジ 増山城

事例⑥屋嶋城(やしまのき)復元プロジェクト(香川県高松市)

こちらは目に見えないものを現実世界に視覚化させるAR技術の特徴を活かし、今は失われてしまった全盛期の観光スポットの姿を浮かび上がらせる屋嶋城(やしまのき)復元プロジェクトの事例です。

表現屋嶋城(やしまのき)は、香川県高松市にある朝鮮式山城です。

1998年に遺構が見つかり、現在は復元まで完了していますが、石積みの遺構しかなく観光スポットとしてはインパクトが弱いことが課題でした。そこで、AR技術でその観光資源としての価値を高めようという取り組みがこちらのプロジェクトです。

CGで城門を再現し、ARアプリで城門が目の前にあるかのように体験することが可能となりました。アプリを起動したスマホやタブレットを石積み遺構にかざすと城門が映し出されたり、CG内には兵士等の人物も登場させて防御シーン等往時の状況を描き出し、見学者が臨場感をもって体験できる内容としました。

その他、城門のある風景の中に入り込んだような写真が撮れる機能や、屋嶋城跡の城門地区を含めた15カ所を紹介するガイドも作成。歴史背景等の解説、屋島の魅力紹介もアプリ内に盛り込むことで、ARにより観光体験を拡張するプロジェクトとなりました。

出典:失われた山城をCGで再現。日本書紀の世界をリアルに体感できる観光地に

事例⑦ARで「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」(愛媛)

こちらの事例は、愛媛県の道後温泉を活性化するためにARが活用されている事例です。

「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」のシンボルデザインと一体となった写真が撮影できるARフィルターが制作され、公開されました。本ARコンテンツは、保存修理工事中の道後温泉で、新しい活性化策としておこなわれているプロジェクトの一環です。

2種類のARフィルターが楽しめる「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」のARコンテンツ

施設の本館へ足を運んで楽しむ「WARM UP DOGO」と、どこでも遊ぶことができる「ONSEN SMILE」の2種類のフィルターをAR作品として公開しています。

赤いバブルが空間に湧き出てくるような演出で、顔にカメラを向けると泡の中でゆがむような演出が見て取れます。楽しい写真撮影からSNSへの投稿へと繋がり、SNS経由で新たな顧客の誘客へと発展するようなARになりそうですね。

出典:みんなの道後温泉 活性化プロジェクト PROJECT

事例⑧AR宝探しや写真撮影ができる「バーチャル飯能まつり2021」(埼玉)

こちらはコロナによって中止になってしまったお祭りをバーチャル技術を活用して開催した事例です。現地開催が中止された「飯能まつり」の様子をARで楽しむことができます。

ARアプリ「COCOAR」を活用し、以下のお祭りのポスターにカメラをかざすと、ポスターの写真が動き出し、飯能まつりの様子を見ることができます。

ARで動画が楽しめる「バーチャル飯能まつり2021」ポスター

また、AR宝探しも用意されており、飯能まつり協力店舗のお店で品物を買うとヒントが掲載された包装紙を渡してもらえる仕掛けも用意。

街全体を上げて、ARを活用した町おこしに取り組んだ事例となっています。

出典:【バーチャル飯能まつり2021】

事例⑨列車の窓に観光情報を表示(NTTドコモ×JR九州)

NTTドコモと九州旅客鉄道(JR九州)では2019年春よりAR技術を導入し、列車の「窓」を情報表示のためのプラットフォームとして活用するための実証実験を始めています。

実証実験が成功すれば、列車の窓から見える風景に合わせて、その地域の観光情報をリアルタイムで車窓に移し出せます。ARで表示されたモニターは、手で触れる、声を発するなどによって操作できる仕組みです。

こちらの「ドコモが目指す、列車観光の未」という映像がとてもわかりやすくワクワクするものになっています。

こちらはあくまで実証実験という位置付けで実用化を目指して取り組まれているとのことですが、窓がバーチャルな情報を表示させるディスプレイになることは遠くない未来にやってくるでしょう。

ARグラスとGPSを活用してリアルタイムに場所に紐づく情報を表示させる技術も

観光などの「場所」に関する情報は、上記のNTTドコモとJR九州のように窓に直接バーチャルな情報を映し出すだけでなく、ARグラスが普及した未来にはGPS等と連動してARグラス越しに表示されるようになる未来もやって来そうですね。

事例⑩先端テクノロジーを活用したエンタメ体験|街中にクジラが出現するAR

こちらは事例とは少し異なりますが、街中をテーマパークのようなエンターテインメントの舞台にしてしまう最先端のテクノロジーを活用したARコンテンツの事例です。

これまで紹介して来た事例よりもさらに高度なAR技術を活用すれば、リアルとバーチャルが融合した信じられないような体験を開発することもできます。

以下の動画は株式会社OnePlanetによる「クジラが住宅街に出現してマンションに吸い込まれていく」という空間を生かした高度なAR体験のサンプル動画です。このように立体的に空間を認識するAR体験は人々に驚きを与えることでしょう。

このようなテクノロジーを活用すれば、観光地の現地でカメラをかざすと歴史上の遺産や建造物などを当時の様子そのままにありありと出現させるなどSF映画のような驚くべき体験ができるARも実装できます。建造物の出現に合わせて、その土地の歴史や文化などを解説する音声案内を流すことも可能です。

ARにより観光地の魅力をうまく引き出し、新たな価値を生み出すことは有効な手段になっていくでしょう。また、AR技術を用いれば、観光客が立ち入れない場所でも満足度の高い観光体験を提供できます。AR技術により地域の資産を活用した様々なエンタメ体験を開発することが可能で、観光地への誘客を推進してくれます。

観光にARを導入する際の4つポイント

企業や自治体がAR技術を活用して観光資源の魅力を高める場合、以下の4つのポイントに配慮したうえで、開発を進めましょう。

ポイント①最適な技術を選定する

これまでの事例で紹介してきたARはどれも一律の技術ではなく「ARアプリ」「WebAR」「InstagramのARフィルター」など、一口にARと言っても様々なアプローチで開発・提供されています。

専用のARアプリを開発するケースについては、容量や負荷が大きいリッチな演出や高度なプログラムの処理にも耐えやすく、ARの体験の作り込みの自由度が高い一方で、アプリケーションの開発費用は大きく膨らみます。

また、専用アプリは開発せずとも、Instagramのような既存のアプリの中にARを組み込むこともできますが、その場合にはプラットフォームの制約の中で開発することが必要です。

最近はアプリを必要としない「WebAR」を使い、QRコードを読み取れば直接ARへ遷移させられるような体験も盛り上がっています。

以下の事例は誰でも簡単にWebARコンテンツを制作できる「LocationAR(ロケーショナー)」というツールを使って作られた、広島県のプロバスケットボールチームのARコンテンツです。写真と動画さえあれば、ARの専門知識がなくてもWebARのコンテンツ制作が可能です。

こちらはアリーナへの集客や来場者の楽しみとなるデジタルコンテンツを創出することを目的に、アプリのインストールが必要ないWebARコンテンツを導入した事例です。

このように「その場所限定のARコンテンツ」は地域を盛り上げるために観光プロモーションでも活用されていくことになると思いますが、それを外部の制作会社に制作してもらうか、あるいは自分達で写真や動画をアップロードして手軽にARを制作できるツールでコンテンツを作成するか、そういった制作の主体者も大きな分岐点になるでしょう。

様々なAR技術の中から、自社の目的に合ったARを選定し、最適なコストで狙った成果を生み出すことが重要なポイントになります。

ポイント②目的に合ったコンテンツを検討する

これまで紹介した通り、ARでは街のナビゲーションができたり、消えてしまった遺跡を再現したりと、できることが多岐にわたります。そのためAR技術の活用そのものを目的にせず、ARを通じて何を実現したいのか?目的をシャープにすることが重要です。

世界遺産や歴史的な文化財などの目立った観光スポットがないという地域であっても、AR技術があればポスターや小物をマーカーとして活用できます。また、単に地域情報を配信するだけでなく、SNSでの話題作りを通じた認知度アップや消費促進などの目的に応じたコンテンツを作成しましょう。

たとえば、以下のARは目の前に3Dモデルで作られた「どこでもドア」のような扉が出現し、中に入ると銀座にある東京歌舞伎座の目の前の通りに出ることができるAR体験です。

もちろん完全に現地へと行けるわけではありませんが、それでも擬似的に現地を訪れたくなるようなARコンテンツを提供することで、次の旅先の候補地としてユーザーとのタッチポイントを創出するような方法も有効なARの活用方法です。

こちらのARは日本の観光名所を紹介する以下のInstgramアカウントでスマホがあれば誰でも体験できます。

参照:Instagram@matcha_jp

ポイント③SNSによる拡散を意識した設計にする

ARによって類似体験に満足したユーザーが、SNSでシェアしやすい設計にしましょう。SNSは拡散力が高いため、ユーザーに気に入ってもらえれば、拡散効果が期待できます。ただし、SNSで拡散されるためには、ユーザーがシェアしたくなるような仕掛けが必要です。

たとえば、こちらの歌舞伎のARのように「つい歌舞伎顔をしてしまいたくなる」そんなARは、単にARを体験して終わりでなく、ユーザーの撮影を促したり、その先のSNS投稿を生み出したりもします。

ARを活用したコンテンツがSNSへ投稿されるような仕掛けを設けたり、他のメディアなども活用しながら宣伝することで話題性を高めたりするなどの方法もあり、単にARを開発して終わりにせず、ARをより効果的にするために必要な「AR以外の設計」ができるパートナーと取り組むことも重要です。

こちらのARも先ほどと同じく日本の観光名所を紹介する以下のInstgramアカウントでスマホがあれば誰でも体験できます。

参照:Instagram@matcha_jp

ポイント④補助金も活用し、コストの削減を図る

文化庁でも、AR技術を積極的に活用する事業に対し、補助金の交付を実施しています。たとえば、「文化財多言語解説整備事業」や「Living History(生きた歴史体感プログラム)促進事業」などが挙げられます。補助金を活用すれば、ARアプリの開発費や開発などに伴うコストを安く抑えることも可能です。

補助金の申請には、文化庁が指定する様式の書類の提出が必要です。必要書類は、文化庁の公式ホームページからダウンロードできます。

参考:各種助成金・支援制度一覧

まとめ

AR技術を活用すれば、地域の活性化やインバウンド対策もできます。また、記事で記載したように自分達で手軽にARコンテンツを制作できるツールも登場し始めました。

そのようなツールの取り扱いに不慣れだったり、自社にARに関する知見がない場合は、ARの企画や開発、分析などをおこなえるプロに相談するのもひとつの方法です。

株式会社OnePlanetは、ARに興味がある企業様や自治体様に向けてAR企画、開発、利用・拡散、分析、レポーティングまでを1つの会社で、ワンストップで提供しております。また自分達で手軽にARを制作できるツールも同時に提供しています。

ARを使った広告やプロモーションにご興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。