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昨今、最先端技術として、企業での活用も進んでいるAR(拡張現実)。私達の身近なところで言えば、ARは「ポケモンGO」や「Instagramのストーリーズ」などのアプリで使われており、自分で使ったことのある方も多いのではないでしょうか?中でも、フィルターをかけるだけで顔を加工することができる「ARフィルター」の機能は若い世代を中心に非常に多く利用されています。

実はこのARフィルターは、ほとんどが「Spark AR Studio」というツールを使って作られています。この記事では「Spark AR Studio」とは具体的にどういったものなのか、どうやって使うのかなどについて解説していきます。

Spark AR StudioとはFacebook発のARコンテンツ制作ツール

Spark AR Studio

「Spark AR Studio」はFacebook社が開発したARコンテンツ制作ツールで、身近なアプリで利用されているARフィルターを簡単に制作することができます。Facebook社の傘下であるInstagramのストーリーズにおいて、数年前からARフィルターを利用することができるようになりましたが、このフィルターは誰でも簡単に作ることが可能です。

作ったアプリがFacebook社の審査に通りさえすれば、「Spark AR Studio」を使うことでInstagramで自分のARフィルターをアップすることもできます。Instagramの他には、10代を中心に人気の「SNOW」で使われているARフィルターもSpark AR Studioで制作することができるため、汎用性も高い制作ツールであると言えるでしょう。

ARのフィルターはこれから重宝されていく流行の技術の一つであるため、今後ますます「Spark AR Studio」の需要は増していくと見られています。

ARコンテンツにはどのような利用シーン・活用事例がある?

スマホを操作している男性

世界的な大企業でもARフィルターはさまざまな用途で活用されており、身近な存在としてブランドの認知度を上げる上でも非常に重要な手法として注目されています。では、実際にSpark AR Studioを使って作成可能なARコンテンツは、どのように活用されているのでしょうか?今回は、ARについて詳しくない方でもイメージしやすいよう、世界的な5つの企業での活用事例を紹介します。

事例①:スターバックスコーヒー(広告利用)

スターバックスでは、季節ごとにキャンペーンのような形でARフィルターを利用したプロモーションを打ち出しています。中でも最も話題に上がっていたのが、Instagram向けのARフィルター「Holijoy」を利用したサービスです。

Instagramアプリでスターバックス公式アカウントを開いてから、エフェクトギャラリー「Holijoy」を選択することによって、AR対応の専用カップにスマホをかざすとそれぞれのカップに対応したARアニメーションが表示されるようになっています。


このように、ARフィルターを利用して話題作りをすることによって、企業のブランド力を上げることによって、集客力アップにつなげています。また、春には日本限定で桜の舞うARフィルターを作っていたりしており、季節ごとのPRキャンペーンに積極的にフィルターを利用している企業の一つであると言えるでしょう(下の記事で実例を紹介しています)。

事例②:Dior(販促)

2019年2月に、Dior(ディオール)はInstagramとThe Mill(ザ・ミル)で共同開発でストーリー上で2019年の春夏コレクションをバーチャル試着できるサービスを提供しました。DiorのARフィルターでは、Diorの公式Instagramアカウントをフォローしてフィルターをタップするだけで、新作をバーチャル試着することができます。

キャンペーンがリリースされるとSNSでは大きく話題となり、このフィルターのインプレッション数は1週間で260万以上、約45万人のユーザーが実際に利用したと報道されました。このようなアパレルブランドのARフィルター活用は著しく、実際に見込み顧客に商品に興味を持ってもらう上で非常に重要な施策として注目されています。

事例③:パリ・サンジェルマン(ブランドの認知向上)

過去に9回ものリーグ優勝経験を誇るパリ・サンジェルマンでは、9回目のリーグ優勝時のプロモーションとしてSpark ARのエフェクトを作成していました。チームのエンブレムまたはシーズンのユニフォームをフィルターにかざすことによって、エンブレム内で優勝を祝う動画が流れる仕組みです。優勝のエンブレムやユニフォームの購買効果があったと言われており、ファンのエンゲージメントを高めて、ブランドの認知を向上するのに役立っている施策の一つです。

事例④:MAC(販促)

日本でも支持者の多い世界的なコスメメーカー一つであるMACも、販促のためにARフィルターを用いています。これまでコスメをネットで購入する際には、自分の肌や顔に塗って試すことが難しく、実際に自分で試用することが難しいことが非常に多くありました。MACでは、ARフィルターを用いて、商品のフィルターを自分の顔で試せるようにすることで、どんなメイクができるかを体験できるようにしました。

MAC

日本でも資生堂やコーセーなどの大手化粧品メーカーがARフィルターを作成しており、美容分野でもARフィルターの活用はますます進んでいくことでしょう。ARフィルターで試してみることによって、ネットで購入する際の心理的なハードルも下がり、商品の販売促進に大きく貢献することもできるでしょう。

事例⑤:メルセデス・ベンツ(ブランドの認知向上)

メルセデス・ベンツでは、2019年に自社の主力商品の一つである「CLAクーペ」を発売するにあたって、比較的に若い世代にフォーカスしたキャンペーンの一貫として公開されました。ミレニアム世代をターゲットにしたプロモーションというだけあり、YouTubeムービー・Instagramストーリーズを中心に展開しており、ストーリーズでは「#PlayByYourRules」のハッシュタグでフィルターがリリースされました。

東京のネオン街からインスピレーションを受けたフィルターは、フィルターをかけるだけで撮影対象がネオン街に照らされているかのように見える写真を撮影することが可能です。商品を販売する際のブランドストーリーを伝える目的でもARフィルターは非常に有用なので、自社商品をアピールしたい方にとっておすすめです。

Spark AR Studioは初心者にも使いやすい?使い方を解説

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Spark AR Studioは初心者でも比較的簡単に利用することができ、数日間学習するだけで簡単なARフィルターは作れるようになります。自分での制作に挑戦してみたい方は、ぜひ挑戦してみてください!

ステップ①:インストーラーをダウンロードする

最初に、AR Studioをダウンロードしておきます。

ステップ②:プロジェクト作成する

ダウンロードしたら、再度Spark AR Studioを立ち上げてください。実装したいイメージのテンプレートが用意されているため、中から選択します。

ステップ③:3Dオブジェクトを作成する

プロジェクトができたら、簡単に立体の3Dオブジェクトを作成しておきます。このオブジェクトがフィルターをかける際に動く物体になるため、気持ちを込めて作成しましょう。

ステップ④:アニメーションをつける

オブジェクトの作成ができたら、次にオブジェクトにアニメーションをつけて動かしていきます。アニメーションに関しては画面下部にある「AR Library」にテンプレートが用意されているため、ぜひ参考に実装してみてください。

ステップ⑤:テストアプリとして公開する

ARコンテンツが作成できたら、いよいよ公開です。アップロードする際には審査があるので、まずは「テストアプリとして公開」→「本公開」という流れで進めていくと、簡単に開発したものを確認できるため非常にスムーズです。まずは自分の環境で作ったものが動くかどうか、しっかり確認してみてください。

まとめ

「Spark AR Studio」とは何かについて解説してきました。ARフィルターは名だたる大企業でもPR戦略として使われており、今後ますますその流れは加速していく見込みです。フィルターの作成自体に工数やお金はそれほどかからないため、あまり予算のない企業でも実践できるのは大きな強みであると言えるでしょう。

Spark AR Studioを使えば簡単なARフィルターであれば作成できるようになるため、試してみるとおもしろいかもしれません。ただ、本格的にPR用のARフィルターを制作するとなると、自社のリソースだけでは難しいはずです。

当社OnePlanetでは、Spark AR Studioを使った本格的なARフィルターでのプロモーションの開発実績が豊富です。Spark AR Studioを使った、本格的なARフィルターでのプロモーション活動に興味のある方は、他者での活用事例も豊富な当社にお気軽にご相談ください。