ARエフェクト

ゲームアプリ「Pokémon GO」(ポケモンGO)の爆発的な普及によって、2016年ごろから広く知られるようになったAR。

そのため、「AR」と聞くとポケモンGOのように現実にキャラクターを登場させる技術という認識をお持ちの方も多いのではないでしょうか? しかし、ARによってできることはもちろんそれだけではなく、一例として挙げられるのが写真や動画でARを楽しむことができる「ARエフェクト」です。

ARエフェクトとはXperiaに標準搭載されたアプリであり、ARを用いて派手な写真や動画を撮ることができます。 今回は、ARエフェクトの使い方やおすすめのARカメラアプリを紹介します。

Xperiaに標準搭載されたアプリ「ARエフェクト」

冒頭でも触れたように、ARエフェクトとはXperiaに標準搭載されたアプリです。 このアプリを用いれば、カメラや動画を撮る際にARによってさまざまなエフェクトを付与することが可能です。 例えば、スマホの画面にカメや魚を登場させ水中にいるかのような動画を撮ったり、被り物をしているかのような写真を撮ったりといったことができます。 そのため、何の変哲もない日常を撮る際でも、まるで異空間にいるような派手な写真にすることができるのです。

ARエフェクトの使い方

ここではARエフェクトの使い方の手順を紹介していきましょう。

ARエフェクトの使い方
  1. モードボタンをタップする
  2. 「ARエフェクト」を選択する
  3. 表示させたいエフェクトを選択する
  4. カメラ画面にエフェクトが表示される

ステップ①:モードボタンをタップする

最初に、カメラを起動する際に表示される「モードボタン」をタップします(右下の赤枠部分です)。 モードボタン 画像引用元:Xperia使いこなしガイド  

ステップ②:「ARエフェクト」を選択する

モードボタンをタップすると、カメラ撮影で利用できるアプリが表示されます。 その中から「ARエフェクト」を選択します。 「ARエフェクト」のアイコン 画像引用元:Xperia使いこなしガイド

ステップ③:表示させたいエフェクトを選択する

「ARエフェクト」を選択すると、エフェクトの選択画面に移ります。 その中からカメラ画面に表示させたいエフェクトを選択します。 エフェクトの選択画面 画像引用元:Xperia使いこなしガイド

ステップ④:カメラ画面にエフェクトが表示される

エフェクトを選択すると、被写体を自動認識した上でカメラ画面にエフェクトが表示されます。 カメラ画面にエフェクトが表示される 画像引用元:Xperia使いこなしガイド   このように、ARエフェクトは非常に簡単に利用できることがおわかりいただけたと思います。

ARエフェクトで撮れる写真・動画

ARエフェクトには複数のテーマが用意されており、さまざまなシチュエーションの写真や動画を撮ることが可能です。 ここでは、ARエフェクトで撮れる写真や動画の種類を紹介していきます。

ARエフェクトで撮れる写真・動画の種類
  • マスク
  • おとぎ話
  • ダイビング
  • 恐竜
  • 仮面舞踏会
  • メッセージ

マスク

マスクは、被写体の目を大きくしたり特徴的なメイクを施したりといったことができるエフェクトテーマです。 ARエフェクトのマスク 画像引用元:Xperia使いこなしガイド

おとぎ話

おとぎ話は、小人の世界に入り込んだような写真が撮れるエフェクトテーマです。 ARエフェクトのおとぎ話 画像引用元:Xperia使いこなしガイド

ダイビング

ダイビングは、カメラ画面にカメやコブダイ、カニなどを登場させ、水中にいるかのような写真を撮影できるエフェクトテーマです。 ARエフェクトのダイビング 画像引用元:Xperia使いこなしガイド

恐竜

恐竜は、ティラノサウルスやトリケラトプス、プテラノドンなどをカメラ画面に登場させ、恐竜が生きていた時代にタイムスリップしたような写真が撮れるエフェクトテーマです。 ARエフェクトの恐竜 画像引用元:Xperia使いこなしガイド

仮面舞踏会

仮面舞踏会は、被写体に仮面を着けさせたり被り物を被せたりといったことができるエフェクトテーマです。 ARエフェクトの仮面舞踏会 画像引用元:Xperia使いこなしガイド

メッセージ

メッセージは、感謝やお祝いの言葉などの言葉を写真とともに送ることができるエフェクトテーマです。 ARエフェクトのメッセージ 画像引用元:Xperia使いこなしガイド   この他にも「忍者」「ファンキーディスコ」などのエフェクトテーマが用意されています。 これらのテーマはGoogle Playから無料でダウンロード可能です。

ARエフェクトは削除できる?

一風変わったおもしろい写真を簡単に撮ることができるARエフェクトですが、Xperiaユーザーの中には削除したいと考えている方もいるようです。 そのようなユーザーのためにお答えすると、ARエフェクトは削除することはできません。 ARエフェクトを含め標準搭載されたアプリのほとんどは削除することができない仕様になっています。 また、削除できたとしても自動的に再インストールされることも多いです。   では、何の対応を取ることもできないのかというとそういうわけではなく、「アプリ一覧から非表示にする」ことは可能です。 Xperiaの「設定」→「アプリ」の順に選択すると、インストールされているアプリ一覧が表示されます。 その中から「ARエフェクト」を選択し、表示される画面の中で「無効にする」という項目を選択してください。 すると、「データを削除し、アプリを無効にしますか?」というメッセージが表示されるので、「OK」を選択します。 「アプリを出荷時の状態に更新しますか?」というメッセージが表示されるので、こちらも「OK」を選択すれば、ARエフェクトが無効化され、アプリ一覧に表示されないようになります。

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アプリのインストールが不要なWebAR

従来のARは体験するために専用アプリのインストールが必要でしたが、WebARの技術によって、スマホで特定のWebサイト(URL)にアクセスしてカメラをかざすだけでARを体験できるようになりました。

WebARがればURLをQRコードにした印刷物とスマホさえあれば、店舗空間やイベント会場などで、

特別なアプリを必要とせず、誰でも簡単にリッチな3Dの演出を出現させて楽しむことができます

詳細は以下WebARとはの記事をご覧ください

Web ARとは?アプリとの比較やメリットを事例で解説

 

インスタのストーリーにARエフェクトを加えられる「Spark AR」

Spark AR Studio 「ARエフェクト」以外にもカメラや動画撮影でARを楽しむことはでき、その一例として挙げられるのがInstagramで利用できる「Spark AR」です。 Instagramのストーリーにさまざまなエフェクトを追加することができます。 このエフェクトはユーザーが作成したものを利用できるため、その種類は非常に多岐に渡ります。 近年では企業がブランドや商品のプロモーションに活用するなど、高い注目を集めている機能です。

Spark ARの使い方

Spark ARの使い方は非常に簡単です。 最初に、ストーリーの作成画面を開きます。 ステップ1 すると画面右下に顔のアイコンがあり、これをタップすると画面下に既存エフェクトが表示されます。 ステップ2 既存エフェクトを一番左までスワイプすると「他のエフェクトを閲覧する」という項目が表示されるため、こちらを選択するとユーザーたちが作成したエフェクトが表示されます。 あとは気に入ったエフェクトを選択すれば、エフェクトが表示されたストーリーを投稿することができるのです。

投稿できるストーリー

Spark ARで利用できるエフェクトは非常に多岐に渡ります。 猫耳やウサギ耳、仮面など定番のものはもちろん、チークやリップなどのメイク、目を大きくするといったエフェクトもあり、さまざまなストーリーを投稿できるのです。

ARエフェクトを保存する方法

気に入ったARエフェクトは保存して何度も使うことが可能です。 ARエフェクトを用いて投稿したストーリーの画面右下に保存アイコンが表示されるため、気に入ったARエフェクトは非常に簡単に保存することができます。 また、他のユーザーが利用していて「このエフェクトを自分も使ってみたい!」という場合もあるでしょう。 そのような際には、ユーザーが投稿しているストーリーの画面上部にフィルター名を確認しましょう。 フィルター名を選択すると「カメラに保存」という項目が表示され、ARエフェクトを保存することが可能です。

インスタAR導入事例 アパレルブランド「ジムマスター」のキャラクターを活用した事例

 

おすすめのARエフェクトアプリ5選

これまで「ARエフェクト」「Spark AR」を紹介しましたが、まだまだカメラや動画でARを楽しめるアプリはあります。 ここでは、おすすめの5つのアプリをお伝えしましょう。

おすすめのARエフェクトアプリ
  • SNOW
  • カタチスペース
  • AR トイカメラ
  • Just A Line
  • Arrow

SNOW

SNOW 「SNOW」では、イヌやウサギの耳などのかわいらしいエフェクトをつけて写真を撮ることができます。 その他チークやリップなどのメイクのエフェクトもあるため、女性人気が非常に高いアプリです。

カタチスペース

「カタチスペース」というアプリを用いて撮影を行うと、被写体の立体的な形状データを作成することができます。 そして、そのデータは実寸サイズでAR表示をすることができます。 そのため、大きくて持ち運べないものや記録に残しておきたいアイテムなどをそのままのサイズで残しておくことができるのです。

AR トイカメラ

AR トイカメラ 「AR トイカメラ」では、「炎」「お金」「ニワトリ」「紅葉」など幅広いエフェクトをカメラ画面に表示させることができます。 このアプリを用いれば、真夏の風景なのに紅葉が落ちているというようなユニークな写真を撮ることが可能です。

Just A Line

Just A Line 「Just A Line」は、写真撮影や動画撮影の際、描画をすることができるアプリです。 写真に自身で描いたイラストを書き加えるといった楽しみ方があります。 複数名で同時に空間お絵かき体験をシェアできるマルチプレイヤーという高度なAR体験が実現されており、提供元のGoogleの技術レベルの高さが伺えます。 ぜひ体験してみてください!

Arrow

Arrow 「Arrow」では、カメラ画面に3Dテキストやスタンプなどを登場させることができます。 ユーザー評価の平均スコアは4.0を超えており、多くのユーザーに愛されているアプリです。

インスタグラムのARは自分で制作できる

InstagramでARをまだ使ったことのない方は、どのように使うのか、おすすめのARフィルターについて知りたいという方も多いと思います。 ですが、ARはただ使うだけでなく、実際には少し学習すれば自分でもARフィルターを作れるようになります。 【2022最新版】インスタのARフィルターとは?ストーリーズで使えるエフェクトの活用法 InstagramのARについて興味がある方は、こちらの記事もご参照ください。 参考:インスタのARフィルターとは?ストーリーズで使えるエフェクトの活用法

まとめ

カメラや動画の撮影時にARを楽しむことができる「ARエフェクト」と「Spark AR」、そのほか「SNOW」「カタチスペース」といったおすすめアプリを紹介しました。 写真撮影や動画撮影が好きな方は、ぜひこれらのアプリを楽しまれてみてはいかがでしょうか?

本メディア「ARマーケティングラボ」を運営するOnePlanetでは、ARエフェクトの開発、ARを活用したキャンペーン拡散やブランディングにおいて様々な業界での多数の実績を有しています。

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