今回は、AWE 2020 OnlineでノミネートされたWeb ARコンテンツを紹介します。
目次
レゴマスターズ
Foxのテレビ番組「レゴマスターズ」のプロモーションのために、FoxはTriggerと共同で番組のマスタービルダーと一緒に自分の3Dレゴ作品を作ることができるWeb AR体験を開発しました。ユーザーが自分の作ったAR作品をSNSでシェアすると、レゴランドのチケットやレゴマスターズのビルドボックス、レゴマスターズの公式ソーシャルチャンネルでの特集などが当たるキャンペーンも実施しました。
JUMANJI: The Next Level
Sony PicturesとTrigger社は、『JUMANJI: The Next Level.』の劇場キャンペーンのために、Web ARを制作しました。世界初の WebAR アクティベーションとして、Amazon Lexを使用した音声インタラクションは、ユーザーをジュマンジの世界へのワイルドな 3D 冒険へと誘います。
ファンは、没入感のあるアニメーションと対話したりキャストからの限定コンテンツを発見したり、最寄りの劇場のチケットを購入したりすることができます。
Pink Floyd The Later Years WebAR Experience
ソニー・ミュージックエンタテインメントは、ピンク・フロイドの「The Later Years」のボックスセットの発売を記念して、リバプールを拠点とするスタジオ「Draw & Code」と共同で、ファンがこれまでにない感覚でバンドの音楽を体験することができるWeb ARを開発しました。ユーザーは、アルバムアートワークのモチーフを実物大でARで配置することができ、体験した写真をシェアすることができます。
Porsche AMS WebAR Experience
エージェンシーのinnovation.rootsは、2020年型ポルシェ テイカンの発売を促進するためにWeb ARを制作しました。ドイツ最大の自動車雑誌「Auto Motor Sport」の4号に掲載されたこの体験は、ウェブサイトを開くだけで出現できる3Dバージョンのテイカンを読者に提供しています。
MINI Cooper Countryman Australia
MawariとAFKは、MINI Australiaのために実物大の3Dの車を出現させ、車の機能を学ぶことができるWeb ARを共同で制作しました。この広告は、オーストラリア初のプログラマティック・デジタル3D/AR広告として放映され、3Dバナー広告から直接AR体験を瞬時に起動させることができました。
Sapporo AR
サッポロビールは、マワリと共同で日本初のWeb AR広告を制作し、都内の各所に設置しました。ユーザーのスマートフォンが検出した画像認識を利用して、ARメッセージが発動します。この体験は、Nrealグラスでも体験可能です。
Sberbank March 8th
国際女性デーを記念して、ロシアの銀行SberbankはデジタルエージェンシーのMosaicとHyper Realityと協力してユーザーが女性にバーチャル花束を贈ることができるWeb ARを作成しました。このARは、ロシアのテレビでも放映されました。
MediaMonks x Dimension
クリスマスに、エージェンシーのMediaMonksはDimensionと共同で、2020年に2,000万本の木を植えることを目指す#TeamTreesの活動を支援するために、Web ARのホリデーカードを作成しました。このホリデーカードでは、冬のワンダーランドに種を植えた子供が、すぐに木へと成長していく様子が映し出されました。
バーチャルツリーを1本植えるごとに、MediaMonksとDimensionはアーバーデイ財団のスポンサーとなり、クライアントに代わって本物のツリーを1本植えることに成功しました。
まとめ
AWE 2020 OnlineでノミネートされたWeb ARコンテンツを8つ紹介しました。まだまだ、国内ではAR広告の事例は少ないですが、海外ではすでにさまざまな取り組みが始まっています。
「ARマーケティングラボ」を運営するOnePlanetでは、ARエフェクトの開発、ARを活用したキャンペーン拡散やブランディングなどお力添えできます。ARのビジネス活用を検討していましたら、お気軽にご相談ください。
