こんにちは。ARスタートアップOnePlanetのIVANと申します。
今回はSnapchatが提供しているAR開発プラットフォームLens Studioについて紹介しています。
国内でSnapchatがあまり普及していないこともあり、あまりまとまった情報がない状態です。
普段、facebook社のSpark ARで開発しているので、Spark AR開発者から見た視点も加えていくつか特徴を紹介していきます。
Lens Studioとは
Lens StudioはLens開発者用のソフトウェアで、オリジナルのLensを開発し、Snapchat社が提供するSNSやソフトウェア上で使用することができます。
Lensとは、カメラのARエフェクトを指します。
特徴①|SNS × ARのマーケットリーダー
ARtillery Intelligence社のマーケットレポートより
AR広告市場で、Snapchatはトップシェアを誇っており、マーケットをリードしています。
Spark ARと比べても、クリエーターの数や機能が充実しており、企業の事例もSnapchatが多い印象です。
まだ確立されていないAR広告のユースケースを知るには、Snapchatの動向に注目するのが良さそうです。
特徴②|豊富な機能とテンプレート
Lens Studioは豊富な機能とテンプレートを提供していることも特徴です。
現状他のソフトウェアは後追いになっている状態です。
その中でも、面白い機能をいくつかピックアップして紹介します。
Hair Color
ユーザーの髪の毛を認識して、髪の色を変えるLensを作成することが可能
Pet
猫や犬の顔を認識することも可能です。さらに、両目、鼻などのパーツも取得することが出来ます。
Skeletal
上半身だけですが、ユーザーの頭、首、肩、肘、手を認識、追跡が可能です!
Landmarker
Snapchatが指定したスポットだけで使用できる、Lensを開発することが可能です。
現在対応しているスポットは、5つです。
・英国、ロンドンのバッキンガム宮殿
・フランス、パリのエッフェル塔
・アメリカ、ニューヨークのフラットアイアンビル
・米国カリフォルニア州ロサンゼルスのTCLチャイニーズシアター
・ワシントンDC、米国の米国議会議事堂
特徴③|PCにも対応
また、Lens Studioで作成したLensはSnap Camera(PC用)でも使用することができ、テレビ会議やライブ配信でも使用することが出来ます。
オンラインでのコミュニケーションツールとしても注目されています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はLens studioの特徴を紹介しました。
弊社では5G時代 / グラス時代における新しいマーケティングソリューションを開発しています。
これからも、AR × マーケティングの領域について情報発信を行っていくので、興味ある方はお気軽に連絡をください。
まだまだ、模索中なので情報交換できたらと思います。
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