ARグラスとは?できる事や最新情報を12種類の事例で解説

日常生活や仕事に「ARグラス」や「スマートグラス」を取り入れてみたなど興味のある人は多いはずです。

2022年にはAppleのARグラスが発表されるのでは?などの様々な憶測も飛び交う中で注目度の高まるARグラスですが、まだまだ広く普及していないがゆえに、

  • ARグラスとスマートグラスの違いは?
  • どの商品が良いのかわからない

といった悩みを持っている人も多いかと思います。

ただ、結論から申しますと、AR/MRグラスは発展途上のデバイスであり、一般向けに十分なパフォーマンスを発揮する性能を備えた端末はまだありません。

長時間利用するにはデバイスの重量が大きすぎたり、メガネに搭載するコンピューターが大きく見た目が悪かったり、スマートフォンと接続しなければ利用できなかったり、いろいろな課題がまだ残っていることは事実です。

逆に言うとこれからの発展性に期待が大きく、それゆえに各社のデバイス開発の状況にキャッチアップすることはとても重要です。

そこで、この記事ではARグラス・MRグラスとスマートグラスの違い、選び方のポイント、最新トレンドを解説します。

最後に、ARグラスとスマートグラスの人気商品スペック解説するので参考にしてみてください。

「ARグラス」「スマートグラス」「VRゴーグル」の特徴と違い

VRゴーグル

まずは、混同しやすいARとスマートグラス、そしてVRゴーグルの違いについて整理していきましょう。

比較表

上記のようにスマートグラスにはそもそもAR機能は搭載されておらず、「え、スマートグラスってAR使えないの?」という声も聞こえてきそうです。その辺りも含めて、一つずつ丁寧に解説していきます。

ARグラスの特徴

まず初めに、ARグラスとMRグラスについて解説します。

そもそもAR(拡張現実)とは、現実世界にデジタル情報を追加する技術で、ポケモンGOのような体験とい言えば分かり易いでしょうか。

ARに比べてMR(Mixed Reality)は「複合現実」を意味します

ARに比べてMRはデジタル情報の表示に加え、デジタル情報の操作までも可能にするのです。簡単に言えば、ARの強化版です。

簡単なARについてはスマートフォンでも体験ができますが、高度なAR・MRを体験するには、ARグラス・MRグラスが必要となります。

通常のメガネやVRゴーグルのように両手を自由に使える状態で、日常生活の中にバーチャルな視覚情報を表示させることができます。

AR/MRグラス

ARグラス・MRグラスの主な役割は、周辺環境を認識してユーザーにデジタル情報を表示することです。次に紹介する「スマートグラス」は、この周辺環境の認識ができません。

周辺環境の認識ができるということは、例えば、ユーザーが机の上を見ているときは3D建築物を表示し、鏡を見たらデジタル洋服の試着をさせるなど環境変化に合わせたデジタル情報表示を行えるということです。

また、AR・MRグラスを使用することで、作業をしながらのマニュアル確認や遠隔支援、3D模型の表示などが可能となり、生産性向上やコスト削減につながります。

記載したようにAR・MRグラスは機能性が高いですが、その代償として大きなコンピューターを搭載する必要性からデザイン面はスマートグラスに劣っており、重さもあります。

これから、どれだけスタイリッシュなデザインにできるかが、ARグラスの課題となるでしょう。

2022年現在、多くのARグラス・MRグラスは法人向けに開発されており、後ほど紹介していきます。

スマートグラスの特徴

スマートグラスは、「スマートウォッチ」とよく似ています。

レンズに地図や映像、スマホの通知、心拍数などを表示するのです。また、写真撮影機能などが実装されたケースもあります。

ただし、先にも説明したように、スマートグラスは周辺環境を認識できず、現実世界に対してバーチャルな視覚情報を出現させるAR機能は搭載されていません。

そのため、ディスプレイに表示される情報は固定されたままで、環境に合わせて情報変化できないことがARグラス・MRグラスとの大きな違いです。

しかし、AR・MRグラスは大きなコンピューターを搭載する必要があるため、まず一般ユーザーには初めにスマートグラスから広く普及すると予想されることもあります。

スマートグラスを着用することで、手を止めることなく必要な情報確認が可能となるからです。

サングラスのように、街中で使っても違和感のないデザイン製品が多く開発されています。

VRゴーグルの特徴

ARとよく混同されるのがVR(Virtual Reality:仮想現実)です。

VRは完全な仮想世界を作り上げる技術であり、ARとは異なり現実世界は関与しません。

つまり、ユーザーは完全な仮想世界に没入するのです。

簡単な選び方ですが、

  • 作業中や日常生活の中にデジタル情報を表示させたい場合:ARグラス・MRグラス
  • 現実世界の関与が不要の場合:VRゴーグル

を選ぶと良いでしょう。

その特性を活かして、VRゴーグルはゲームや映像視聴に使われることが多いです。

ARグラスの選び方|6つのチェックポイント

ARグラスを活用する男性

続いては、ARグラス・MRグラスとスマートグラスを選ぶ際の、チェックポイントを解説します。

次の6つの項目に分けて解説していきます。

ARグラスを選ぶ際のチェック項目
  • 視野角
  • デザイン
  • 重量
  • ディスプレイ表示方式
  • バッテリー稼働時間
  • アプリと接続機能の連携
  • カメラ機能

ポイント①視野角(FOV)

ARグラスを選ぶ際に重要になるポイントとして、まず「視野角」があります。視野角はFOV(Field of View)と表記されることもあります。

普段着用するようなメガネと異なり、ARグラスは装着した向こう側の全てがARの世界になるわけではなく、グラスの中に内蔵されたディスプレイの視野角によって体験できる広さ・幅が異なってきます。これはAR体験において非常に大きな差分となります。

以下は、人間工学における視野角の限界を示した図ですが、当然、視野角が広くなるほど人間の本来の目の視野角と差分がなくなるため、より現実味が高まります。

視野と弁別能力

 

ARグラスを選ぶ時には視野角(FOV)の広さは一つの指標としてください。ただ、視野角だけで選ぶと他の重要な要素が抜け落ちてしまうため、他の主要なチェックポイントも確認することが重要です。

参考:エンジニアのための人間工学

ポイント②重量

ARグラスやスマートグラスは、頭と鼻に装着する性質上、重量を要チェックしてください。

特に、長時間使用する予定ならグラスを着用したときに重さを感じないものが良いです。

ただ、グラスが軽量になるほど機能性もシンプルになる傾向にあります。

業務で活用するなら、使用用途に応じて重量を選ぶのがおすすめです。

グラスをかけて作業する場合、軽量モデルを選びユーザーの負担を減らすと良いでしょう。

今は工事用のヘルメットに、直接取り付けられる小型ARグラスもあります。

一方、ホロコーストや3D模型確認などが目的なら機能性重視で作りがしっかりとしたARもしくはMRグラスが良いかもしれません。

ポイント③ディスプレイ表示方式

ARグラス・MRグラス、スマートグラスにおける「ディスプレイ表示方式」とは、「片目だけに表示する」のか「両目に表示する」のかを意味します。

2021年現在は両眼ディスプレイ表示方式が一般的です。

両眼に表示されるため、映像作品を楽しんだり大量のデジタル情報処理を楽に行えたりします。

また、片眼方式だとどうしても目が疲れやすくなりますが、両目方式の場合は疲れにくいのです。

しかし、片眼方式にもメリットはあります。

一番のメリットは、作業がしやすくなることでしょう。

マニュアルや映像が片目側だけに表示されるため、もう片眼で現実を認識できます。

ディスプレイ表示も小さめなので、作業は片眼方式のほうがしやすいかもしれません。

ポイント④バッテリー稼働時間

当然ながら、バッテリー稼働時間は長ければ長いほど良いです。

ARグラスのバッテリー稼働時間は、搭載されているバッテリーの種類や容量で決まります。

グラスのサイズが大きいほど、容量の大きなバッテリー搭載が可能です。

しかし、サイズが大きくなるぶん、グラスが重くなることに注意が必要です。

2021年現在、多くのスマートグラスはモバイルバッテリーでの充電が可能となっています。

そのため、出先で充電切れになる心配は不要でしょう。

バッテリーの種類と容量のほか、使用用途もバッテリー稼働時間に影響します。

例えば、ストリーミング配信の動画視聴やビデオ通話は、バッテリーを大きく消費します。

一方、マニュアルや文書確認などは、バッテリー消費量が少なくて済みます。

ポイント⑤カメラ機能

一般使用が目的なら、カメラ機能の有無はよく考えたいところ。

カメラ搭載のARグラスだと、写真や動画撮影が可能です。

しかし、現在のスマホと同等の画質を求めると、グラスのデザインが悪くなりがちです。

動画撮影が趣味の方は別として、わざわざスマートグラスで撮影する必要があるのかは十分に考えましょう。

業務用目的ならカメラ機能は必須です。

カメラ機能があることで、ユーザーの視線になって遠隔支援や会議などが行えるようになります。

ポイント⑥デザイン

業務や家のほか、外でも使う予定ならデザイン性を最重要視しましょう。

ヘッドセットのようなグラスを街中で使うには、違和感があります。

悪い意味で注目を集めるため、すぐに使わなくなるでしょう。

スマートグラスは、映像視聴やカメラ撮影、デジタル文書確認程度なら洗練されたデザインがおすすめです。

問題は、デザイン性に大きなばらつきがあるARグラス・MRグラスです。

のちほど紹介しますが、サングラスのようなARグラスもあります。

しかし、機能性が豊富になるほど搭載されるコンピューターは大きくなるので、その分デザインは劣ってしまう傾向にあります。

日常的に使うのなら、ある程度の機能性の妥協は必要となるでしょう。

AR機能は搭載されずにデザイン性を重視したスマートグラスとして話題を集めたFacebook(Meta)とRay-banがコラボしたスマートグラスの事例はわかりやすいでしょう。デザインと機能性は常にトレードオフになる関係性にあります。

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ARグラス市場の最新トレンド

ARグラスを楽しむ男女

ARグラスは急速に成長している市場なので、話題のニュースやトレンドについて知っておくことも重要です。

ここからは、ARグラス市場3つのトレンドを解説します。

5Gの普及でARグラスがスマホの代わりになる

2020年から開始された5Gのおかげで、AR技術が急速に発展すると予測されています。 

5Gの大きな特徴は、次の3つです。

  • 4Gをはるかに上回る高速通信
  • 低遅延
  • 同時接続

ARが提供する映像や3DのCGなどは容量が大きい上、ユーザーの動きに合わせて瞬時にデジタル情報の変化を行う必要があるのです。

4Gでもある程度の対処はできましたが、どうしてもコンテンツの処理が遅れるなどの問題がありました。

しかし、5Gであればそれらの弱点を解決できるのです。 

振り返ってみると、新たな移動通信システムが登場することで、私たちの生活は大きく変化してきました。

今回も例外ではなく、5Gが本格始動することで、ARグラスやスマートグラスなどのウェアラブルデバイスが広く普及するでしょう。

注目のアップルのスマートグラス

長年、アップルがスマートグラス開発に取り組んでいるとの噂がありました。

そして、2022年に「Apple Glass」と名づけられたスマートグラスが販売されるとのリーク情報があったのです。

2023年1月にAppleグラスは無期限の販売延期がリークされました。

AppleのARグラスが無期限の発売延期を発表


リーク情報を発表したのは、有名テック系ユーチューバーのジョン・プロッサー。

彼はApple Glassの試作機を見たことがあると述べ、次の特徴を伝えています。

ジョン・プロッサーによる情報テキストが入ります。
  • iPhoneとのペアリングで使用できる
  • 両方のレンズにデジタル情報は表示される
  • 右のこめかみ付近にレーザー光センサー「LiDAR」が搭載される(撮影ではなくスキャンで情報読み込み)
  • カメラは搭載されていない
  • 価格は499ドル(約5万3千円)

これらはあくまでもリーク情報であり、確定ではありません。

しかし、アップルがARグラス市場に参入することで、業界は大きく成長することでしょう。

ウェアラブルデバイスで最も重要なのはデザインです。

その点、小型で洗練された製品デザインに定評のあるアップルは、大きな強みを持つでしょう。

また、Apple WatchやAirPodsの流れを見ると、Apple GlassがiPhoneと連携する可能性は非常に高いです

将来的にはスマートグラスでの決済などが可能になるかもしれません。

iPhoneユーザーは、スマートグラスの購入を急がずにアップルの動きを見ることがおすすめです。

サングラス型のARグラスがトレンドになる予感

最近、Human CapableやNrealといった多くのスタートアップが、続々とサングラス型ARグラスを開発しています。

目という注目を集める部分につけるデバイスだけあって、開発企業にとってもデザイン性は大きな関心となっているようです。

今後はデザイン性の高いARグラスが当然になるからこそ、ほかの機能に注目して選ぶことが重要となります。

映像の迫力にこだわるのなら視野角が広いARグラス、映像美にこだわるのなら4K搭載のARグラスを選ぶようにすると良いですね。

人気のARグラス・MRグラスのスペック比較

では、2021年7月時点で発表されている、注目のARグラス・MRグラスのスペックを比較してみましょう。

紹介するグラスは次の6種類です。

スペック HoloLens2 NrealLight Magic Leap 2 ThinkReality A6 GLOW MOVERIO BT-300
ディスプレイ方式 両眼シースルー方式 両眼シースルー方式 両眼シースルー方式 両眼シースルー方式 両眼シースルー方式 両眼シースルー方式
画素数 静止画 8-MP、1080p30 ビデオ 1.3mp 1080p 1080p 1280×720(HD画質)
視野角 52度 52度 70度 40度 45度 23度
重量 566g 88g 248g 380g 98g 69g
OS Android Android Android Oreo™ Android、UNITY Moverio OS
CPU • AMD 7nm Quad-core Zen2 X86 core (8 threads)
• 14 core CVIP engine
• Up to 3.92 GHz max with 512kB L2 per core
• 4MB total L3 cache
Qualcomm® Snapdragon™ 845 Processor
バッテリー 2~3時間 約3.5時間 4時間 5時間 5時間
内部メモリ 4 GB LPDDR4x システム DRAM RAM8GB(ROM128GB) メインメモリー2GB

ユーザーメモリー16GB

センサー ヘッドトラッキング

アイトラッキング

深度センサー

ジャイロスコープなど

SLAM (自己位置推定)

6DoF 自由度

平面検出

画像トラキング

GPS

地磁気センサー

加速度センサー

ジャイロセンサー

照度センサー

価格 3,500ドル 499ドル 2023年で未定 49,702円 69,980円

1. HoloLens2

HoloLens2は、マイクロソフトが開発するARグラスです。

前作よりも、視野角や付け心地がアップしています。

ディスプレイ方式 両眼シースルー方式
画素数 静止画 8-MP、1080p30 ビデオ
視野角 52度
重量 566g
OS
CPU
バッテリー 2~3時間
内部メモリ 4 GB LPDDR4x システム DRAM
センサー ヘッドトラッキング

アイトラッキング

深度センサー

ジャイロスコープなど

価格 3500ドル

直観的な操作性

HoloLens2には、ハンドトラッキング・アイトラッキング・音声認識が搭載されています。

ユーザーは、ホログラムを動かしたり、目でログインしたりすることが可能です。

高機能の音声処理が施されているため、雑音の多い環境でも、スムーズに音声コマンドを利用できます。

広範囲の視野角と高い解像度

HoloLensよりも視野角と解像度が約2倍になっています。

一度に多くのホログラムを見られ、3D画像や文書の細部まで確認可能です。

ストレスフリーの付け心地

マイクロソフト社によると、HoloLens2はよりフィット感が増し、人間工学に基づいたデザインになっているそうです。

長時間使用しても疲労感は少なく、眼鏡をかけたままの装着も可能です。

カメラ

HoloLens2には、8MPカメラと1080pのビデオが搭載されており、解像度の高い動画写真撮影が可能となっています。

2. NrealLight

洗練されたデザインで大注目を浴びているARグラスです。

コンパクトサイズなのに、スペック優秀。

それでいて値段も安いため、大人気製品になりそうな予感がします。

ディスプレイ方式 両眼シースルー方式
画素数
視野角 52度
重量 88g
OS Android
CPU
バッテリー
内部メモリ
センサー SLAM (自己位置推定)

6DoF 自由度

平面検出

画像トラキング

価格 499ドル

日常生活に溶け込むデザイン

Nreallightの見た目は、おしゃれなサングラスそのもの。

デザイン性が高く、街中で使っても違和感はありません。

重量は88グラムと軽量であり、移動中でも重さを感じることはないでしょう。

優秀な機能性

Nreallightは、USBケーブルでスマホと接続して使います。

Bluetooth接続できないのは残念ですが、ケーブルでも特に問題はないでしょう。

両目付近にカメラとスピーカーのほか、4つのセンサーが搭載されているため、外部センサーは不要。

視野角は52度もあるため、大迫力の映像を楽しめることでしょう。

圧倒的コストパフォーマンスの良さ

本格的なMRグラスなのに、一般消費者向けの値段は499ドルと手ごろなことも魅力的。

開発者向けキットはすでに1,199ドルで販売されています。

3. Magic Leap 2

Magic Leapはアメリカ合衆国のスタートアップ企業で、Googleからの資金調達で話題になりました。

Magic Leap 2はMRヘッドセットです。

ディスプレイ方式 両眼シースルー方式
画素数 1.3mp
視野角 70度
重量 248g
OS Android
CPU • AMD 7nm Quad-core Zen2 X86 core (8 threads)
• 14 core CVIP engine
• Up to 3.92 GHz max with 512kB L2 per core
• 4MB total L3 cache
バッテリー 約3.5時間
内部メモリ RAM8GB(ROM128GB)
センサー  環境光センサー
価格

正確に空間を把握

ヘッドセットには9つのセンサーが搭載されており、どこにいても正確な空間認識が可能です。

デジタルオブジェクトをスムーズに動かしたり、家具の上に置いたりできます。

さらに、空間認識力に優れているため、ユーザーが動いてもデジタル物体の位置はずれないのです。

鮮やかなグラフィックス

Magic Leap 2の強みは、ゲームのように鮮やかなグラフィックスです。

ヘッドセットを装着すると、顔の前からずっと先にまで、鮮やかで見やすいオブジェクトが配置されます。

OSはAndroid

Magic Leap1のOSは独自OSのLuminでしたが、Magic Leap2についてはAndroidOSを利用します。これにより既存のAndroidスマホアプリの開発者も開発しやすくなり、Androidアプリとの連携もスムーズに可能です。

日本発売日について

2021年10月11日、同社CEOからMagic Leap 2に関する情報が発信され、初めて写真が公開されました。

その後の2021年11月2日には、WebSummit 2021 と言うイベントにて Magic Leap 2 の 対角方向の視野角について、おおよそ70度と発言をしました。これは従来のARグラスの中でも最大レベルの視野角となります。

この進化したヘッドセットは、ARのビジネスへの導入を促進するために設計された、ディミングや視野角の拡大など革新的で市場初のブレークスルーを特徴としているとのことです。

2023年に日本で正式販売を予定しています。

発売間近?Magic Leap 2 の日本発売時期や新機能を解説

4. ThinkReality A6

ThinkReality A6は、レノボが開発する法人向けARグラスです。

主に製造や建築業などの作業員を対象に開発されたようです。

ディスプレイ方式 両眼シースルー方式
画素数 1080p
視野角 40度
重量 380g
OS Android Oreo™
CPU Qualcomm® Snapdragon™ 845 Processor
バッテリー 4時間
内部メモリ
価格 2023年で未定

高い解像度

ThinkReality A6の解像度は1080pであるため、まるでその場にあるかのようなリアリティある映像表示が可能です。

視野角は40度ですが、フィールド作業中での活用なら十分な広さでしょう。

直観的操作

ThinkReality A6の操作は、手や音声、もしくは視線で可能です。

また、付属のコントローラーでの操作も可能なので、あらゆる状況に適した操作を実施できます。

作業中でも安心のデザイン性

ARグラスの重量は380グラム未満です。グラスは後頭部を抱えるように装着するため、フィット感が高まり重量負担の軽減にもつながっています。

作業中でも、ARグラスがずれる心配はありません。

5. GLOW

GLOWは、香港拠点のスタートアップMAD Gazeが開発するARグラスです。

Campfireで即座に目標達成したことで大きな話題を呼びました。

ディスプレイ方式 両眼シースルー方式
画素数 1080p
視野角 45度
重量 98g
OS Android、UNITY
CPU
バッテリー 5時間
内部メモリ
センサー
価格 49,702円

洗練されたデザイン

一般消費者向けに開発されているため、GLOWはデザイン性が極めて高いです。

高級ブランドのサングラスのようなスタイリッシュなデザインなので、日常使いに最適です。

カラーは6種類用意されています。

コンパクトなのに大画面

重量は75グラムとコンパクトなものの、一度ウェアを着用するとそこには鮮やかな大画面が広がります。

視野角は45度で、3メートル先を見ると90インチの大画面が映るのです。

解像度も720pと十分なので、ゲームや映像視聴を十分に楽しめるでしょう。

豊富な機能性

取り付けられたカメラで動画撮影や自動翻訳、ジェスチャー操作を行えます。

NetflixやYouTube、Amazonなどアプリも豊富。

Bluetooth接続をすれば、目の前にデジタル文書を映しながら、文書作成なども行えます。

6. MOVERIO BT-300

エプソンのMOVERIO BT-300は、幅広い用途で活用できるARグラスです。

もともと、一般消費者向けに開発されましたが、今では遠隔支援を希望する法人にも活用されています。

ディスプレイ方式 両眼シースルー方式
画素数 1280×720(HD画質)
視野角 23度
重量 69g
OS Moverio OS
CPU
バッテリー 5時間
内部メモリ メインメモリー2GB、ユーザーメモリー16GB
センサー GPS、地磁気センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、照度センサー
価格 69,980円

光学技術が可能にしたシースルー映像

周囲を見ながら、大迫力の映像が楽しめます。

飲食物を楽しみながら映画視聴できれば、ドローンを見ながらデジタル情報の確認も可能です。

長時間のバッテリー稼働

バッテリー稼働時間は、業界トップクラスの6時間にもなります。

長時間の動画視聴や遠隔支援でも、安心して使用できるでしょう。

まるでメガネのようなデザイン

MOVERIO BT-300の重量はたったの69グラム。

これは、メガネよりもわずかに重い程度です。

さらに、頭を抱えるような設計なので、安定したフィット感を得られます。

これから発売が期待されているARグラス

詳細は未発表ですが、発売が期待されているARグラスもあります。ここでは、これから発売が期待されているARグラスを紹介します。

Apple製品

先述の通り、AppleのARグラスには世界中の注目が集まっています。

噂ベースですが、2022年にはAppleのARグラスが発売されるのではないかといわれています。「Apple Glass」という名称で、iPhoneと同期して使用するApple Watchのような製品という予想が話題になっています。

Appleグラスは無期限の販売延期となりました。

AppleのARグラスが無期限の発売延期を発表

Facebook製品

Facebookは、一般向けのARグラスを開発中であると発表しています。こちらも早めれば2021年中にはリリースされるという噂もありますが、まだ不確かです。

最初はAR機能なしのスマートグラスとしてスタートするとも発表しており、ARグラスの販売はまだ先になる可能性もあります。いずれはARグラスも発売する見込みで、開発段階とされています。

特に、FacebookとInstagramのアプリで提供されているAR機能「SparkAR」は同社のARグラスが発売されるとシームレスにつながってくることも予測され、ソフトとハードの両面から同社がAR市場を狙っていることが理解できます。

人気のスマートグラススペック比較

2021年7月時点で発表されている、注目のスマートグラスのスペックを解説しましょう。

スペック Glass Enterprise Edition 2 VUZIX M400 AceReal One Vufine+ JINS MEME ES Focal
ディスプレイ方式 両眼シースルー方式 両眼シースルー方式 両眼シースルー方式 片眼シースルー方式 表示なし 両眼シースルー方式
画素数 800万 1280万画素 900px 960×540
視野角 16.8度 29度
重量 46g 190g 約36g 約66g
OS Android 8 Oreo Android 8.1 Android iOS 8.0以上、一部Android
CPU Snapdragon XR1 CPU:8 Core 2.52GHz Qualcomm XR1 Snapdragon™820
バッテリー 連続2時間以上 90分 リアルタイムモード最長12時間 最長18時間
内部メモリ 32GB RAM6GB(フラッシュメモリー64G) RAM4GB(ROM64GB)
センサー モーションセンサー:3軸ジャイロ、3軸加速度センサー、3軸地磁気センサー 9軸センサ(地磁気・加速度・ジャイロ)、GPS 3点式眼電位センサー、3軸加速度センサー、3軸ジャイロ(角速度)センサー
価格 17万8000円(税込) 199,000円 555,000円 23,889円 27,300円 599ドル

1. Glass Enterprise Edition 2

Glass Enterprise Edition 2は、Googleが開発した法人向けスマートグラスですが、Amazonなどで個人の購入も可能です。

初代Google Glassと比較しても、デザイン面で大きな変化はありません。

目立つ変更点は、プロセッサの強化とOSにAndroidを採用した点です。

ディスプレイ方式 両眼シースルー方式
画素数 800万
視野角
重量 46g
OS Android 8 Oreo
CPU Snapdragon XR1
バッテリー
内部メモリ 32GB
センサー
価格 17万8000円(税込)

800万画素のカメラ

グラス上部には800万画素のカメラが搭載されています。

これはiPhone6と同じ画素数。現在のスマホほどではありませんが、十分鮮明な写真撮影を行えるでしょう。

OSにAndroidが追加

OSにAndroidが追加されたことで、自作アプリをダウンロードできるようになりました。

法人企業は、自社アプリをインストールして、業務効率の大幅な向上を目指せます。

GoogleのARグラス関連企業の買収

Googleは2022年3月にARグラスのディスプレイ性能を良くするための企業買収を行いました。これにより、こちらで紹介した既存のデバイスについても性能が改善されていくことでしょう。

ARグラスはまだ一般普及に耐えうるスペックを追求して各社がしのぎを削っているようなタイミングですが、いまもGoogleがこの領域に本気で投資を続けていることが垣間見えます。

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2. VUZIX M400

VUZIX M400は、製造業や医療などで使用される法人向けスマートグラスです。

現場での使用を想定されているため、落下や水に強い丈夫な作りになっています。

ディスプレイ方式 両眼シースルー方式
画素数 1280万画素
視野角 16.8度
重量 190g
OS Android 8.1
CPU CPU:8 Core 2.52GHz Qualcomm XR1
バッテリー
内部メモリ RAM6GB(フラッシュメモリー64G)
センサー モーションセンサー:

  • 軸ジャイロ
  • 3軸加速度センサー
  • 3軸地磁気センサー
価格 199,000円

優れたカメラ機能

グラスに搭載されたカメラの画素数は1280p。

さらに、オートフォーカスとフラッシュ機能があるため、視野が不明瞭な現場でも鮮明な撮影が可能です。

ZOOM対応

リモートワークが一般的になった今、多くの方がZoomでビデオ会議をしていることでしょう。

VUZIX M400はZoomに対応しています。

例えば、現場作業者の視線を見ながら、Zoom会議を行えるのです。

3. AceReal One

現場作業のために開発されたスマートグラスです。

ビデオ通話やチェックリスト入力、マニュアル表示などが可能なため現場作業の効率化を図れます。

ディスプレイ方式 両眼シースルー方式
画素数 900px
視野角 29度
重量
OS Android
CPU Snapdragon™820
バッテリー 連続2時間以上
内部メモリ RAM4GB(ROM64GB)
センサー 9軸センサ(地磁気・加速度・ジャイロ)

GPS

価格 555,000円

過酷な環境でも耐えられるタフな作り

スマートグラスは防塵防滴対応。様々な現場作業で活用でき、40度の高温環境でも問題なく動作します。

耐久性に関しては、業界トップクラスです。

業界初の縦長ディスプレイ

ディスプレイ表示が縦長なのは大きな特徴です。

A4サイズの文書やチェックリストをそのまま表示できるため、現場作業員は手を止めることなくスムーズに作業をできます。

4. Vufine+

Vufine+はスマートグラスというよりも、眼鏡やサングラスに装着するウェアラブルディスプレイです。

デバイスとディスプレイをUSB接続することで、いつでも目を離さずにスマホの確認が可能となります。

ディスプレイ方式 片眼シースルー方式
画素数 960×540
視野角
重量
OS
CPU
バッテリー 90分
内部メモリ
センサー
価格 23,889円

あらゆるデバイスに対応

Vufine+は、720pのHDMIビデオ出力に対応したデバイスとの接続が可能です。

スマホやタブレットはもちろん、ビデオカメラ、パソコンとも接続できます。

3つのディスプレイモード

ディスプレイモードは次の3つがあります。

  • 標準(16:9)
  • Zoom(iPhoneの縦画面)
  • Fit(各デバイスの横画面を33%広げて表示)

中でも、スマホの縦長画面を表示するZoomを使えば、スマートグラスで快適にスマホを見られるでしょう。

5. JINS MEME ES

ウエリントンをベースにしたメガネメーカーのJ!nsが開発したスマートグラスです。

ディスプレイ表示はないため、映像やデジタル文書などは見れません。

この製品は、スマートグラスに搭載されたセンサーで、集中力やスポーツの動きを解析するのです。

ディスプレイ方式 表示なし
画素数
視野角
重量 約36g
OS iOS 8.0以上、一部Android
CPU
バッテリー リアルタイムモード最長12時間
内部メモリ
センサー 3点式眼電位センサー、3軸加速度センサー、3軸ジャイロ(角速度)センサー
価格 27,300円

人体データをリアルタイムで収集

グラスには最新のセンシング技術が搭載されています。

3つのセンサーが、目の動きや体軸変化などを検知し、アルゴリズム分析し、勉強・仕事中の姿勢の確認やメンタル状況を

分析結果はアプリが表示してくれます。

選べるレンズ

追加料金を支払えば、度つきレンズ、もしくはブルーライト保護レンズへの変更が可能です。

6. Focal

カナダのスタートアップ企業Northが開発するスマートグラスです。

「普通の眼鏡に見えるスマートグラス」がキャッチコピーです。

2020にFocalを提供するNorthに買収され、後継機のFocals 2.0の販売中止も発表されました。

ディスプレイ方式 両眼シースルー方式
画素数
視野角
重量 約66g
OS
CPU
バッテリー 最長18時間
内部メモリ
センサー
価格 599ドル

スマートフォンと接続

Focalはスマートフォンと接続して使用します。

右側に内蔵されたプロジェクターが、フィルムに映像を反射させる仕組みです。

Bluetoothで接続可能なので、見た目は本当に普通の眼鏡となっています。

豊富な接続機能

スマートフォンのほか、AlexaやUber、Spotifyとの連携も可能。

スマホ通知も表示されるため、より快適なスマホライフが楽しめるでしょう。

ARグラスの活用例

スマートグラスに比べて特に高度なコンピューターを搭載するARグラスは、その活用方法に注目が集まっています。

ここでは特に、さまざまなシーンで活用されているARグラスの活用例について解説します。

建築現場

建築現場では、ARグラスに点検箇所や設計図を映し出して活用しています。ARを使うと、設計図などの情報を現場に重ねて表示できるため、より正確に情報を把握できるというメリットがあります。

建築現場では、資材を運ぶ作業などには両手を使います。ARグラスは、両手が自由な状態でARを利用できるため、作業しながら設計図の確認が可能です。ARグラスによって、設計図の目視確認と現場作業とを繰り返す必要がなくなり、安全に効率的な作業ができます。

仕分けやピッキング

大量の荷物の仕分けや、広大な倉庫でのピッキング作業などにも、ARグラスが活用されています。ピッキングしたい商品がどこにあるのか、運ばれてきた商品をどこに搬入すべきかなど、ARを使うと瞬時に把握できます。建築現場と同様に両手がふさがる作業も多いため、ARグラスは大いに役立つでしょう。

また、出荷指示や搬入場所を紙で確認するのは、時間がかかるうえに、内容を読み間違える可能性もゼロではありません。ARグラスを使えば、これらの情報も視覚的に把握できるため、ミスも減らせます。

遠隔地からのサポート

現場にいる人がARグラスを装着して、その映像を遠隔地にいる指導者と共有してサポートを受けるという活用方法もあります。ARグラスに指示内容を表示させて、音声と併せて指示ができるため、遠隔地にいても直接的な指示が出せます。

新型コロナウイルス感染症の広がりにより、同じ空間に多くの人が集まりにくい状況になりました。また、熟練の作業員不足という問題もあります。ARグラスによる遠隔地サポートは、これらの問題を解決できると期待されています。

ゲームなどのエンターテインメント

ARグラスは、ゲームなどのエンターテインメントにも使われます。ゲームの映像をARグラスに表示させると、スマートフォンやタブレットでゲームをするよりも、よりリアルな感覚が味わえると話題です。

ARグラスで映像を見ながら両手でコントローラーを操作できれば、実装できるゲームの幅が広がる期待もあります。また、物理的な装置の作成が難しい、脱出ゲームなどにも応用されています。

商業スペース向けARグラスゲーム「Giant Pizza Tower」

株式会社OnePlanetが提供するARグラスを活用したゲームをご紹介します。こちらは商業施設や自宅など空間を認識し、天井に穴を開けて、天井から落ちてくるピザをキャッチして遊ぶという空間を生かしたARグラスならではのゲームです。

ピザ以外のオブジェクトを降らせることも可能なので、ブランドの世界観を消費者に楽しんでもらう新感覚のアプリケーションとしての利用を見込んでいます。

現実世界と映像がリンクするため、目の前にピザが降ってくるような感覚になれるゲームです。ARグラスの特徴を存分に楽しめるでしょう。

イベント会場向けARグラスアプリケーション「ML Music Live」

同じく、こちらもOnePlanetが提供するMRグラス「Magic Leap 1」を活用した空間音響アプリケーション「ML Music Live」です。

MRグラスのコンピューターが利用者のいる空間を個別に認識して空間をメッシュデータにし、音に合わせて空間が変化するという体験をすることができます。従来のDJやVJとはまた違い、イベント会場などでこれまでと違った全く新しいユーザー体験を提供できるでしょう。

こちらの青砥に合わせて空間を変化させるというアプリケーションは、その斬新性が話題を集めて日経新聞でも取り上げられました。

医療現場

医療現場では、遠隔地からの診療にARグラスが活用されています。先述のとおり、ARグラスを使用すると遠隔地から現場への指示が、より正確に伝えられます。そのため、在宅患者のもとへ看護師が訪問して、遠隔地から医師が診療する在宅医療が可能です。

また、ARグラスは両手が自由になるため、手術のシミュレーションなどにも役立つでしょう。患者のCT画像を利用して、本番同様のシミュレーションもできます。

教育現場

ARグラスは、教育現場での活用も期待されています。例えば、どの場所にどの星があるのかわかるアプリなど、天気が悪くても子供が楽しく学習できるARグラスが提供されています。教科書や図鑑だけではわかりにくいものも、ARグラスを使うと、目の前に実物が存在しているようにみえます。

ARグラスを教育現場に導入すれば、子どもたちがより好奇心を刺激しながら飽きずに学習できるようになるでしょう。

ARグラスの今後とは

ARグラスは、今後どのように展開していくのでしょうか。ここでは、ARグラスの今後について解説します。

ARグラス市場は成長すると予測されている

富士キメラ総研の調査によると、ARグラスの世界市場は、今後も拡大すると予想されています。直近ではスマートフォンと連携した接続型の増加が予想されていますが、長期的にみるとARグラスに移行していくとみられています。

2030年には、ARグラス市場は13兆9,500億円に達するとの予想です。その背景には、労働人口の減少や、新型コロナウイルス感染症の広がりによって、人と人との接触を減らしたコミュニケーションが必要とされているといった事情があります。先述のとおり、あらゆる分野で活用が期待されているという側面もあり、市場はさらに拡大するでしょう。

参考:AR/VR 市場を調査|富士キメラ総研

BtoC向けは今後に期待

ARグラスは価格設定が高めであるため、大部分がBtoB向けの製品で、BtoC向けの製品はそれほど多くはありません。また、ARグラスは高度な技術が必要なため、価格や重量を抑えたBtoC向けの製品は、性能が低くなってしまうのが現状です。

しかし2022年以降には、AppleがARグラスを発売するとみられており、今後は個人が手軽に楽しめるBtoC向けARグラスの展開も期待できます。一般消費者の間でもARグラスの普及が進めば、マーケティングなどにも活用の幅が広がるでしょう。

まとめ

ARグラス・MRグラス、そしてスマートグラスについて解説しました。最後にもう一度、選び方のポイントをおさらいしましょう。

  • 日常使いならデザイン性を要チェック
  • ただし、デザイン性を重視するとスマートグラスになってしまいAR機能は失われる

何よりも大切なのは、使用用途を明確にすることです。初めに目的を決めることで、どの要素を優先すべきかが判明します。

今後の流れを考えると、日常使いを目的にするならスタイリッシュなサングラス型がおすすめですが、その機能性の限界には注意も必要です。

 

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