Outside 3Dのアプリ

2020年6月9日(火)、ARを活用した没入度の高い学習アプリ「Outside 3D」が発表されました。

この記事では、テクノロジーを活用した教育のアップデートや、ARを活用したアプリ開発に関心がある方に向けて、Outside 3Dについての解説を記載していきます。

なお、こちらの記事は2020年6月9日(火)にリリースされた英語の記事「Augmented Reality educational app ‘Outside 3D’ launches on Android and iOS」を日本語訳し、解説を加えたものです(元記事へのリンクは一番下にあります)。

この記事を読むとわかること
  • Outside 3Dは様々な学習コンテンツが体験できるスマートフォンのアプリ。
  • コンテンツは無料で使えるものと、月額$ 1.99の月額サブスクリプションで使えるものが提供されている。
  • CEOは未来の学校の姿を構想している。

Outside 3Dとは

AndroidおよびiOSで利用できるOutside 3Dは、簡単な説明付きのアニメーション、ナレーション、学習に値するおもしろい事実、個々のARコンテンツ向けに用意されたサウンドトラックなどを組み合わせることで、没入型の学習体験を提供する教育アプリです。

取り上げるトピックは、例えばピアノや人間の脊髄、月や惑星についてなど、幅広い学習コンテンツが含まれています。

YouTube引用元:Outside 3D

 

ユーザーはスマートフォンのアプリを立ち上げて、まずアプリ内でカテゴリまたはテーマを選択します。

そして、平らな面をカメラにかざしてARカメラが平面を検出すると、そこにエクスペリエンスが配置されて学習を開始することができるようになっています。

 

アプリには、

  • 無料でアクセスできるARコンテンツ
  • 月額$ 1.99の月額サブスクリプションオプション

が提供されており、すべてのコンテンツ、カテゴリ、ゲーム、新しい毎週のコンテンツなどに無制限にアクセスできます。

Outside 3Dチームは、教師や教育の専門家と協力し、科学技術、音楽、芸術、歴史、宇宙探査などの主題に関するコンテンツを開発しました。

ユーザーはアングラーフィッシュと対面したり、世界的に有名なサッカー選手のクリスチアーノロナウド選手がダイニングルームのテーブルでプレイをしたり、家の前で回転する小惑星の月について調べたりすることができます。 

Outside 3DのCEOが語る「未来の学校」

創設者兼CEOは、未来の学校の構築について次のように述べています。

「ほとんどの若者は学習が大好きですが、古くから提供され続けてきた現在の教育プロセスを必ずしも好きではありません。そのため、Outside 3Dを作成しました。私たちは知識は経験されるべきであり、雑用と見なされるべきではないと信じています。体験型学習は最も強力な学習方法の1つであり、Outside 3Dは、学習した内容を体験できるようにすることで、この力を発揮します。」    

COVID-19(新型コロナウイルス)を原因として、世界中の何百万人もの若い学習者が教室を追われることになり、教育の継続性を確保するために教師と保護者の両方がオンラインに移行しています。そのような現在の状況において、テクノロジーは「リモート学習」を実現する主要な手段として採用されています。

Outside 3Dでは、今回リリースしたような教育用ARアプリは、既存の学習プロセスを補完するのに十分なポジションにあり、知識獲得の力をユーザーにもたらすと考えています。

Outside 3D

画像引用元:Outside 3D

 

ローンチの一環として、Outside 3Dチームはアプリ内に拡張現実ゲームを構築しました。

このゲームでは、加入者は仮想都市の宝探しに参加して賞品を獲得できます。

消費者向けのアプリに加えて、Outside 3Dは個人、学校、組織と協力してパーソナライズされた製品を提供するためのホワイトラベル(※)AR没入型コンテンツを開発しています。

 

※:ホワイトラベルとは、ある企業が生産した製品を、他の企業が自社のブランドを使って販売すること。今回のケースで言えば、裏側のテクノロジーはOutside 3Dだけどプロダクトの見た目はその企業のプロダクトに見えるようなビジネスモデルのことを指します。

 

Orero氏は次のように結論づけています。

「教育と学習プロセスは常に私とOutside 3Dの情熱の対象です。私は今回リリースしたプロダクト開発に、この教育への情熱と、テクノロジーへの愛情を組み合わせています。」

「現在の世界的なパンデミック状況は、教育の在り方を新しく変革する良い機会です。教育を提供する人と若者の保護者は、若者の学習への関心を高め、彼らが住んでいる世界についてもっと興味をもつようになる方法を見つけなければいけません。」 

なお、Outside 3Dアプリは2020年6月現在、Apple App StoreおよびGoogle Playストアからダウンロードできます

まとめ

Outside 3DのCEOが語るように、現在の義務教育は「やらなければいけないからやる」という文脈が先行し、学習をする若者たち本人の学習に対する主体性は失われる傾向にあるように感じます。

ARを活用したより没入度の高い体験型の学習コンテンツであれば、若年層がもっと学習をしたいという主体的な気持ちを生み出せる可能性を感じます。

「ARマーケティングラボ」を運営するOnePlanetでは、AR活用した新しい体験の創造にお力添えできます。

ARのビジネス活用を検討していましたら、お気軽にご相談ください。

 

参照記事:Augmented Reality educational app ‘Outside 3D’ launches on Android and iOS