【新着】ARCoreがスマホで深度マップを生成できる新機能をリリース

2020年6月26日(金)に、GoogleはAndroid向けに提供しているARフレームワーク「ARCore」の新機能「Depth API」をリリースしました。この機能を使用すると、スマートフォンのカメラから空間情報を取得することが可能です!

ARCoreのアップデート内容

ARCoreの「Depth API」の特徴は、スマホのセンサーのみで深度マップを生成できる点です。深度マップの情報を利用して、仮想オブジェクトを現実の物体の前または後ろに正確に表示するオクルージョンと呼ばれる機能の精度が高まり、より没入感のある体験を提供することが可能です。

このアップデートでは、上記の通り物体の前後を認識するオクルージョンの精度が飛躍的に高まったことに加え、これまでできなかった表現を多く可能にし、現実とバーチャルの境目のない表現を可能にしました。

アップデートで可能になったこと
  • 人物認識
  • 直射日光下の屋外において正確に形状認識してオクルージョン表現する
  • Tangoでは苦手だったガラス面の認識

    こちらの動画では、水位変更機能もつけたリアルな災害シミュレーションを提供しています。災害シミュレーション以外でも、エンタメ領域などでも楽しめそうです!

    まとめ

    ARKoreのアップデート内容について紹介しました。スマホだけで深度マップを生成できるのは、これからのAR開発に大きな影響を与える印象です。より没入感のある、AR体験が盛り上がっていきそうです。

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