ARの猫

「かわいい猫を思いっきり堪能したい!」「猫を飼いたい!」でも、「マンションだから……」「賃貸だから難しい……」という方は意外と多いもの。

猫カフェやペットショップに行くのも良いですが、自宅では楽しめませんよね。

 

そんな方におすすめなのが、Googleの画像検索のAR機能!

ARを使えば、さまざまな事情でペットが飼えないあなたのすぐそばに、簡単に猫を登場させられます。

 

「AR」とは「拡張現実」のことです。

デバイスのカメラを通して見える現実世界に、3Dや2Dなどのさまざまなコンテンツを表示させる技術です。

 

2019年、Googleで特定の動物を検索すると、等身大の3Dの姿になって出現する機能が搭載されました。

この記事では、どのようにすれば猫を登場させられるのかについて紹介していきます。

猫がARで現れる!Googleの動物ARの楽しみ方は?

ARで室内に登場した猫

Googleの動物ARは、スマートフォンで楽しめる機能です。

登場する猫の種類は「キジトラ」です。

3Dのクオリティが非常に高いですね!

大きく見開いた目や、額や体の黒い縞模様が非常にリアルです。

 

静止している状態だけではなく、毛づくろいをしたり首を振ったりといった動きも見せてくれます。

さっそく挑戦してみましょう!

次の4ステップで楽しむことができますよ。

Googleで猫のARを登場させる手順
  1. Googleで「猫」と検索する
  2. カメラで猫を表示させたい場所を映す
  3. 等身大の猫が3Dで出現する
  4. 猫の写真を撮ってみる

ステップ①:Googleで「猫」と検索する

まず、Google検索で「猫」「ネコ」「ねこ」など検索します。

Googleでの猫の検索結果

「実物大の猫が目の前に迫ってきます」という表示の横に、猫のリアルなCGが表示されます。

次に、解説文末にある「3D表示」ボタンをタップしましょう。

ステップ②:カメラで猫を表示させたい場所を映す

iPhoneを動かし続けてください

半透明の猫ちゃんとともに、カメラモードに切り替わります。

デバイスのカメラが、リアルタイムで現実空間の距離や奥行を分析しています。

画面の案内に従ってカメラを動かしてください。

 

できるだけ平面をカメラに映して動かしましょう。

暗すぎるとカメラが分析できないため、ある程度明るい場所で行ってください。

もっと明るさが必要です

ステップ③:等身大の猫が3Dで出現する

カメラの分析が完了すると、等身大の猫が3Dで登場します!

3Dで登場した猫

非常にリアルですね!!

カメラを近づけたり遠ざけたりすると、まるで本当にそこにいるかのような感覚になります。

「にゃーん」という鳴き声も聞こえてきます。

びっくりです!

 

大きさは指でピンチイン・ピンチアウトすることで調整可能。

60%くらいだと、子猫という感じですね。

200%を超えると、目の光彩もくっきりわかるほどに拡大されました!

子猫バージョン

吸い込まれそうなほどリアルな目ですね…!

 

ピンチイン・ピンチアウトによるサイズ変更は、特に制限なく自由にできそうでした。

現実ではあり得ないスケール感で楽しめることも、ARならではですね!

 

そのほか、指で回転させたり移動させたりできます。

お気に入りの角度や大きさを見つけてみましょう。

ステップ④:猫の写真を撮ってみる

Googleの動物検索ARは、写真も簡単に撮影できます。

ARの猫を写真撮影する

右側に出ている白いボタンを押すと、写真撮影が可能です。

この機能を活かして、現実に飼っている猫との写真を楽しんでいる方もいらっしゃいました!

キジトラの猫と並ぶと、3Dの猫がいかによくできているかよくわかりますね!

影もきちんと入っているので、まるで本当にそこにいるかのようです。


大きさを変えて、手乗り猫を楽しんでいる方もいらっしゃいました。

オフィスでこんな猫がいたら、癒されて仕事も進みそうですね!

Googleの動物ARで猫を出現させて楽しめるデバイスは?

スマホ4種類

Googleの画像検索ARは、2017年にリリースされた「ARCore」というARプラットフォームを使用しています。

ARCoreに対応している端末でないとARを楽しめないので注意してください。

Androidの場合

AndroidでARCoreに対応している端末は100種類を超えています。

端末によって搭載しているカメラのスペックも異なるため、詳細はARCoreの公式ページで確認してください。

2018年以降に発売された端末であれば、対応している場合が多いようです。

iOSの場合

iPhoneの場合は、iPhone6S以降の端末であればARCoreに対応しています。

iPadやipodでも楽しめる機種がありますので、下記を参照してください。

 

製品 モデル
iPhone iPhone 11

11 Pro

11 Pro Max

iPhone XR

iPhone XS and XS Max

iPhone X

iPhone 8 and 8 Plus

iPhone 7 and 7 Plus

iPhone 6S and 6S Plus

iPhone SE

iPad iPad Air 3rd Generation

iPad mini 5th Generation

12.9-in. iPad Pro (1st Generation)

12.9-in. iPad Pro (2nd Generation)

12.9-in. iPad Pro (3nd Generation)

11-in. iPad Pro

10.5-in. iPad Pro

9.7-in. iPad Pro

iPad (7th Generation)

iPad (6th Generation)

iPad (5th Generation)

iPod iPod touch (7th Generation)

猫がARで出ない!うまくいかないときの対処法は?

自分のスマホはARCoreの対応端末のはずなのに、猫が出てこない……という方は、次の方法を試してください。

特にAndroid版ではよく見られる現象のようです。

対処方法①:プライバシー検索をオンに設定する

Google検索のTOP画面の下側の「設定」→「検索設定」をタップします。

プライバシー検索をオン

選択項目の中盤に、「プライベート検索」の項目があります。

ここの「プライベート検索結果を使用する」をタップ。

設定を保存し、再度Google検索で「猫」と入力してみてください。

対処方法②:「Google Play 開発者サービスアプリ」をインストールする

Google Storeで「Google Play 開発者サービス(AR)」アプリを検索し、インストールしてみましょう。

このアプリをインストールすることで、ARCoreを使用したARコンテンツを楽しむことができますよ。

Google Play 開発者サービスアプリ

ちなみに端末が非対応の場合は、このアプリをダウンロードできないようです。

(iOSでは「デバイスをお持ちでないようです」と表示されました。)

対処方法3:「Google」「Google Chrome」をアップデート・再インストールする

「Google」をアップデートしたらARが楽しめるようになったという声もありました。

ARCoreとは直接関係ありませんが、念のため「Google Chrome」も合わせてアップデート・再インストールしてみましょう。

他にもある!猫好きだけど飼えない人におすすめのARアプリ

Googleの画像検索以外にも、猫をはじめとした動物キャラクターが登場するARがあります。

猫好きにはたまりません!

ぜひ体験してみてください。

猫好きにおすすめのARアプリ
  • つみねこAR
  • Curio Pets

つみネコAR

つみネコARは、現実世界にARで現れる猫のキャラクターたちと遊ぶゲームARです。

日常の風景がゲームの背景に早変わりします。

 

アプリを起動し、猫を積み上げたい「壁面」をカメラで認識するとゲーム開始!

(縦の壁でないと認識しません。動画にあるような、飲食店の卓上メニューなどでも大丈夫です。)

部屋の隅の壁

部屋の隅の壁を認識させてみると、緑色に反応しました。

すると……

なにやらゆるいイラストが出てきました!

気球に乗っている猫をスワイプすると……

猫ちゃんが登場

なんと猫ちゃんが登場!

そう、これはどんどん猫ちゃんを切り株の上に積み上げて、高さを競うゲームなのです。

猫のゲーム

出てくる猫ちゃんの大きさや順番はランダム。

バランスよく積み重ねていかないと、高さをかせぐことができません。

 

キャラクターはかわいいですが、ゲームの難易度はなかなかのもの。

筆者は2桁も行くことができませんでした……。

ゲームオーバー

最後には、結果発表も。

ハマるとつい熱中してしまいます。

ぜひ挑戦してみてください!

CurioPets

CurioPetsは、ロケーションベースのARです(iOS版のみの対応)。

現実の世界に自分のペットが登場し、探索やミニゲームで一緒に遊べます。

エサをあげたり散歩に出かけたり、まるで本当のペットを飼っているかのように楽しめます。

 

ペットは最初に、犬と猫を選ぶことができます。

ゲームを起動し、カメラで空間を認識してみましょう。

CurioPetsを起動

「Place」をタップすると……

「Place」をタップ

猫ちゃんが登場!

この画面では、お腹が空いたのでエサを欲しがっているようです。

実際にコマンドでエサをあげたり、宝探しをしたりして育てていきます。

登場した猫

ポリゴンのカクカクした感じがまたイイですね!

表情もコロコロ変わるので、本当のペットを飼っているようでかわいいですよ。

まとめ

猫好きな人におすすめのARを紹介しました。

Googleの動物検索はもちろん、AR技術を活かしたゲームも出ています。

ペットを飼えない人は、ぜひARで疑似ペット体験を楽しんでみてください!

 

なお、GoogleのARで登場する動物についてはこちらで詳しくまとめています。

猫以外にもたくさんの種類の動物を登場させることができますよ。