Googleが、AR・MRヘッドセット向けのマイクロLEDと半導体を研究・開発するスタートアップ「Raxium」の買収を発表しました。
この買収によってGoogleはRaxiumの研究開発(R&D)をAR / MR MicroLEDディスプレイに活用できるようになり、GoogleのAR / MRヘッドセット開発が加速することでしょう。
Appleも投資するAR/MRヘッドセットのディスプレイ技術
AR/MRヘッドセットのディスプレイテクノロジーはAppleも積極的に投資をしているテーマで、この領域の研究とプロトタイピングに多額の投資を行っています。
Appleは革新的なAR / MRディスプレイを開発するために、ユーザーが明るい環境と暗い環境にいるときいずれでも機能するARディスプレイに関する技術や、画面ではなく着用者の網膜に画像を直接送信するAR網膜ディスプレイの技術などを研究していることが明らかになっており、そのうちいくつかは特許申請を提出しています。
プロジェクト「アイリス」
Googleによる「Raxium」買収のニュースは、Googleが2024年に発売を予定する同社のARヘッドセットである「Project Iris」の情報が報告された後に発表されました。
Scoop: Google is quietly building its own AR headset, codenamed Project Iris, to take on Meta and Apple.
Target ship year is 2024 for the headset and Project Starline, its futuristic (and very expensive) 3D video conferencing tech. https://t.co/JiKDIBSmVJ
— Alex Heath (@alexeheath) January 20, 2022
「Project Iris」のプロトタイプは、外部コンピューティング機器へのテザリングを必要としないスタンドアロンデバイスであるという情報が出ており、このスタンドアロン型のデバイスに今回買収した「Raxium」のディスプレイテクノロジーが組み込まれていくことでしょう。
AppleとGoogleのARグラス開発の動向に、世界の注目が高まっています。
参考:Google Buys Raxium To Boost AR Hardware
まとめ
以上、Googleの最新のARグラス関連の動向について紹介させていただきました。
今後もARグラスの各社の動向はウォッチしていきたいですね。
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