オリジナルのARエフェクトが開発できるSpark AR。今では多くの企業がプロモーションやマーケティングに活用しています。
若い女性を中心に多くの一般ユーザーがインスタグラムを利用する中、この流れに乗り遅れまいと、自社のブランディングや商品の認知拡大を目的して多くの企業が活用をはじめています。
今回はエフェクトの公開や管理をおこなうツールSpark AR Hubの基礎知識から、主な機能と使用方法について解説します。
Spark AR Hubとは
Spark AR Hubは、エフェクト開発者がARエフェクトの公開や編集、トラッキングするための管理ツールです。
Spark AR HubはFacebookアカウントを持っている人なら誰でも利用できます。
=> Spark AR Hub
Spark AR Hubの使用するためには?必要な準備を解説
Spark AR HubはARエフェクトの管理ツールなので、事前にエフェクトを開発する必要があります。
エフェクトの開発が完了したら、Spark StudioからSpark AR Hubにアップロードすることができます。
ARエフェクトのアップロードが完了したら、Spark AR Hubにエフェクトが表示されます。
主な機能を紹介
それでは、Spark AR Hubで操作可能な機能について解説していきます。
エフェクトの公開
Spark AR Hubにエフェクトをアップロードすると、FacebookまたはInstagramの公開先を選択して公開申請を行うことができます。
審査に承認されると、FacebookまたはInstagramのカメラでARエフェクトが使用可能になります。
公開にはコミュニティの標準とプラットフォームポリシーに準拠して開発される必要があります。
公開したエフェクトの編集
公開したエフェクトは編集することも可能です。
エフェクトの編集を行うと再び審査が行なわれて、承認されると編集が反映されます。
編集可能な項目
編集できる項目は以下の通りです。
- エフェクト名
- エフェクトアイコン
- アクセス許可グループ
- カテゴリ
- キーワード
- デモ動画
- サムネイル
- スケジュール(開始日、終了日)
トラッキングの確認
公開したエフェクトの使用状況をトラッキングすることも可能です。
インプレッション、キャプチャ、シェアの3つの数値をトラッキングすることが可能です。
- インプレッションは、画面にエフェクトが表示された回数です。誰かがカメラでエフェクトを選択したとき、および共有されたストーリーにエフェクトが表示されたときが含まれます。
- キャプチャとは、誰かがFacebookやInstagramのカメラでエフェクトを使用して撮影された回数です。
- シェアは、誰かがFacebookやInstagramのストーリーでエフェクトを使用して撮影された写真やビデオを投稿した回数です。
権限グループの設定
アクセス許可グループとは、アカウント管理者以外の人にエフェクトの管理権限を付与することのできる機能です。
この機能を活用すると、Facebookページの管理者やビジネスマネージャに追加することなく、エフェクトの管理権限をARエフェクトの開発者に設定することが出来るので、クリエーターさんと安全に効率的にエフェクトの開発を進めることができます。
アクセス許可グループについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
【画像】Spark ARのアクセス許可グループの仕組み・作り方・設定・管理・削除方法
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はSpark AR Hubの基礎知識から、主な機能と使用方法について解説しました。
ARエフェクトの開発には、マーケティングの知識だけではなく、テクノロジー技術についての知識も必要になります。開発メンバーをコミュニケーションを取りながら進めることが大切になります。
本メディア「ARマーケティングラボ」を運営するOnePlanetでは、ARエフェクトの開発、ARを活用したキャンペーン拡散やブランディングなどお力添えできます。
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