この記事では、事例からARの活用方法や体験の作り方を考察していきます。
今回は、ケンタッキーフライドチキンの「カーネルカメラ」の活用事例を題材として紹介していきます。
目次
カーネルカメラとは?
カーネルカメラはカーネルサンダースになりきれるARカメラです。
もともと公式アプリ内で提供していたもの、さまざまなシーンで楽しめる特徴があります。
☆事前告知!☆
この春、ケンタッキーで新たなプロジェクトがスタート!
詳細は4/11(火)に発表しますので、お見逃しなくっ!+.d(・∀・*)♪゚+.゚ヒントは、カーネル立像と美少女との2ショット♡
発表をお楽しみに!#これは誰でしょう #わかった人はRT#カーネルカメラ pic.twitter.com/RB2xdkqbCw— ケンタッキーフライドチキン🍗キャンペーン実施中💳🎁 (@KFC_jp) April 6, 2017
プロジェクトの目的を考察
それでは、「カーネルカメラ」プロジェクトの目的を考察していきます。
目的・ターゲット
「カーネルカメラ」のプロジェクトの目的は、UGCの発生だと考えられます。
さまざまなシーンで楽しめるARエフェクトを提供することで、ユーザーの投稿を増やしブランド想起させることが目的だと思われます。
プラットフォームの選定
今回の体験はInstagram ARエフェクト「Spark AR」で開発され、Instagramで配信されています。
Spark AR(Instagram)を選定した理由としては、次の2点が考えられます。
- アプリのインストールが不要だから
- 撮影後にSNS(Instagram)に投稿されやすいから
実際のAR体験のステップとポイント
では、「カーネルカメラ」で体験することができるAR体験を、ステップを追って紹介していきます。
それぞれのステップにおけるポイントも併せて解説します。
- LPにアクセスする
- インカメラでカーネルおじさんになれる
- アウトカメラでカーネルおじさんが現れる
ステップ①:LPにアクセスする
カーネルカメラには、専用のLP(カーネルカメラ公式サイト)が用意されています。
このサイトには、次の情報が記載されています。
- エフェクトで撮影された写真のイメージ
- エフェクトへのリンクとQRコード
- 遊び方
- #タグの情報
- 利用上の注意点
ARエフェクトを起動するまでの、流れが画像と共にわかりやすく説明されています。
また、#タグやフォローの誘導や、利用上の注意点もしっかり記載されています。
- 遊び方をわかりやすく解説している
- ARはまだまだ新しい技術で、体験したことがない方のほうが多いのが現状です。画像を使いながら遊び方を解説する工夫が素晴らしいです。
- 遊べる端末についての情報を記載している
- ARに対応していない端末も、まだまだ多いことを認識して、全ての端末で遊べないことをしっかりと記述することが大切です。
ステップ②:インカメラでカーネルおじさんになれる
Instagramでエフェクトを起動すると、インカメラではカーネルおじさんのコスプレを楽しむことができます。
また、コスプレは最大5人まで対応しています。
- 家族や友達と一緒に楽しめるように、5人まで対応している
ステップ③:アウトカメラでカーネルおじさんが現れる
アウトカメラに切り替えると、カーネルおじさんを出現させるエフェクトを楽しむことができます。
平らな場所を見つけて、タップすると3Dのカーネルおじさんを好きな場所に出現させることができます。
まとめ
ケンタッキーフライドチキン(KFC)の「カーネルカメラ」の事例をもとに、AR体験を解説しました。
ポイントをまとめておきましょう。
- 遊び方をわかりやすく解説しているLPが用意されている
- 遊べる端末についてや注意点を記載している
- 複数人が同時にAR体験ができるように設計されている
ぜひ良いAR体験の開発に活かしてみてください!
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