Unityの最新技術のデモがCGとは思えないクオリティだと話題になっています。
以下の動画を見ると、実写にしか見えません。
この記事ではこちらのデモについて、紹介させていただきます。
詳細が知りたい方は、こちらのUnityのブログをご参照ください。
参照:Introducing Enemies: The latest evolution in high-fidelity digital humans from Unity
Unityが買収した映像制作系の会社によって実現
こちらのデモは、Unityが買収した2つの会社の技術を組み合わせて作られたとのこと。
買収された1社は映画「ロード・オブ・ザ・リング」のVFXを制作したことで知られるWeta Digitalという映像エフェクト制作会社で、もう1社がゲーム「Marvel’s Spider-Man: Miles Morales」等でツールが使われたことで知られるZiva Dynamics社というソフトウェア会社です。
Unityはこの新しい技術によって、写実的な目や髪、肌などの大幅な進歩を実現しています。
最先端のヘアソリューションを開発
特にこのデモの人物の髪の毛のリアルさがすごくないですか?
Unityは人物の髪の自然な外観と動きを同時に作成するために、3つの異なるパートで構成される新しい「ヘアソリューション」を開発し、それによってこのリアルな髪の毛が実現されているとのことです。
複数の高度な技術の組み合わせにより、リアルかバーチャルか、見境がつかないようなCGを生成できる時代が始まっています。
このデモはいつからUnityで実際に使えるようになるのか
今回公開されたデモは、すでにUnityで公開されている「The Heretic」のパッケージをアップデートさせたものになります。
このデモで使われている新機能を含んだ「Digital Human 2.0パッケージ」がこれから1、2ヶ月以内にリリースされる予定とのことです。
まずはGitHubで公開し、正式公開する前にフィードバックを集めてからアップデートを行うとのことです。
ゲーム業界で「大ヒットしたゲーム」を指す「AAAタイトル」という言葉がありますが、UnityではそのようなAAAタイトルではない小規模な開発会社でもハイクオリティなCGを実現できるようにしていく方針があります。
こういった技術が広く使えるようになる未来はとても楽しみですね!
まとめ
高度なデジタルヒューマンは、コンピュータグラフィックスで最も難しいテーマの1つとされてきました。
ですが、近年はテクノロジーの多くの分野で大幅な進歩が見られている分野でもあります。
高品質なデジタルヒューマンの作成はクリエイターの期待も高まる分野なので、Unityはその期待に応えるために今後も技術を進化させていくことでしょう。
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