英国を拠点とする拡張現実スタートアップPOPLARが210万ドルを調達

英国を拠点とするARスタートアップPoplarは、Fuel Venturesが主導する210万ドルの投資を完了し、「世界をリードするARクリエイティブプラットフォームになる」というビジョンを推進していくと発表しました。同社は今回の調達を合わせ総額290万ドルの資金を調達しています。

Poplarは各SNSのARプラットフォームやWEBブラウザベースのARキャンペーンと、キャンペーンを行いたい小売ブランドを繋げる役割として機能しています。

そのプラットフォームは利用企業に対して認定クリエーターのチームを自動編成してARを通じた没入体験を提供するような仕組みとなっており、ユニバーサルミュージック、ロレアル、ディズニー、ジャックダニエル、ネスレなどの導入実績があります。 

Poplarの共同創設者兼CEOであるDavid Ripert氏は

「ARの成功は体験の質によって決まります。75%の消費者が小売業者がAR体験を提供することを期待しており、ARが利用可能になると11倍購入する可能性が高いため、AR採用の点で小売業は間違いなくリードしています。特にあらゆる業界が社会的孤立をせざるを得ないこの状況において、より多くの業界がAR導入に追随すると予想しています。」

と述べています。

Poplarは3D技術と並んで、Snapchat、TikTok、Instagram、FacebookなどのSNS、およびChromeやSafariなどのモバイルブラウザーでのAR普及が着実に増加しており今後さらに優位性が高まると述べています。

Poplarによると、2018-2020年のプラットフォームデータに基づくと、

「Snapchatがもっとも大きなシェアを占める一方で、InstagramもブランドがAR体験を提供する優れたプラットフォームになってきている」

と述べています。

同社では、Facebookが全体の25%を占め、アプリベースのARが最大7%を占めることを発見したとしています。また、エンドユーザーの参入障壁が低いWebARはPOPLARのプラットフォームで作成されたAR全体における18%を占めるため、人気が高いことが証明されています。

参考記事:UK-based Augmented Reality startup Poplar raises USD $2.1 million investment

Image credit: Poplar